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2024.04.05

 

この記事では、地震に強い家の特徴を解説します。

 

地震が多い日本では、家を購入する際の基準として地震に強いかどうかを重視する人が多くいるでしょう。

地震への強さはその家でどれだけ長く生活できるかに大きく影響し、購入前にしっかり確認しておきたいポイントの1つです。

 

この記事では、地震に強い家を見極めるポイントや注意点を解説します。重要な要素となる耐震・免震・制震構造についてもそれぞれ詳しくお伝えするので、マイホームをこれから購入する人はぜひ参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

地震に強い家が必要な理由 地震に強い家の特徴 地震に強い家に重要な3つの構造 地震に強い家を見極めるポイント 地震に強い家を建てる際の注意点

 

そもそも地震に強い家が必要な理由とは?

 

 

多くのハウスメーカーや工務店が地震への強さを売りにした住宅を多く展開していますが、それには理由があります。

 

建築基準法の耐震基準を満たす必要があるから 巨大地震の被害が多いから

 

上記2点の理由をそれぞれ確認しましょう。

 

建築基準法の耐震基準を満たす必要があるから

 

『建築基準法』では、国内の住宅が満たすべき耐震基準が厳しく設定されています。

 

住宅の高さや種類ごとに要件が細かく定められており、国内で建築される住宅はこれらの要件を満たす必要があります。建築基準法の目的は、以下の通りです。

 

この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

※引用:建築基準法丨e-Gov法令検索

 

つまり、建物の保護自体ではなく、安全な建物の建築を促して建物の損壊などに伴って国民の生命が脅かされることを防ぐことが目的です。国内で建築される住宅は住む人の安全を確保するために、建築基準法の要件を満たす必要があります。

 

巨大地震の被害が多いから

 

”地震大国”とも呼ばれる日本では、高い頻度で大規模な地震が発生しています。2024年には元旦に能登半島地震が発生し、石川・富山・新潟の3県で合わせて8,795棟が全壊しました。

 

【topic】

能登半島地震で全壊した住宅棟数が20日、石川、富山、新潟の3県で少なくとも計8795棟となり、2016年の熊本地震の8667棟を超えた。
能登半島では損壊程度が判明していない住宅も数多く残されており、全壊棟数はさらに増える見込みだ。

※引用:能登半島地震の全壊住宅8795棟に 熊本地震を超える丨毎日新聞

 

また、このような大規模地震は今後も発生するリスクが高いと推測されています。専門家によると、今回地震が発生した能登半島周辺にはひずみがたまった断層があり、マグニチュード7に相当する地震が起きる可能性があるとされています。

 

【topic】

能登半島地震の震源域周辺に、あまり動いていない断層や、ひずみのたまった断層があり、今後もマグニチュード(M)7クラスの大きな地震や津波の発生が懸念されるとの解析を、東京大地震研究所の佐竹健治教授(地震学)や東北大の遠田晋次教授(地震地質学)が2日までにまとめた。

※引用:今後もM7、津波3m発生を懸念 能登震源域周辺、専門家が解析丨Yahoo!ニュース

 

能登半島周辺以外に居住している人も警戒が必要です。現在日本には、地震を起こすリスクがある『主要活断層帯』が全国で114箇所選定されています。

中にはマグニチュード8相当の地震を起こすと予測される活断層もあり、大規模地震への対策はより一層強化されています。

 

【topic】

(…) これら114断層帯のほとんどは、これまでに一通り調査と評価が行われましたが、評価の信頼度が低い断層帯については、「補完調査」として引き続き調査が行われています。
また、現在は、主要活断層帯の海への延長部分や、地表に現れている長さが短い活断層などの調査も行われています。(…) 

※引用:主要活断層帯丨地震本部

 

以上を踏まえて、日本で住宅を購入する際には地震に対する強さを考慮することが大切です。

 

地震に強い家の特徴

 

 

ここでは、地震に強い家に共通する特徴を解説します。

 

地盤が強固である 形がシンプルである 階層が低い 質量が小さい

 

上記4つの特徴を順番に見ていきましょう。

 

地盤が強固である

 

地盤とは、住宅の基礎部分を支える地面を指します。この地盤が強固であれば、地震が起きても揺れを吸収して建物の倒壊や損傷を防げます。

 

家を建築する前には地盤調査が実施され、地盤の強さが足りていない場合は一般的に改良が必要です。

必ず調査を実施して安全な強度の地盤を確保してから、住宅の建築を行いましょう。

 

形がシンプルである

 

一般的に形状がシンプルな住宅であるほうが地震に強いといわれ、推奨もされています。

 

正方形や長方形などのシンプルな形は地震の力を効率良く分散できるため、倒壊のリスクが低いでしょう。

逆に、複雑な形状や大きな突出部分を持つ住宅の場合、地震の力を集中的に受けやすく損傷のリスクが高くなるといわれています。

 

階層が低い

 

高い建物の場合、地震による揺れが上部に向かって増幅され、上の階になるほど揺れが大きくなる傾向があります。

 

地震の揺れに強い家を望む場合、階層が低い設計を採用することがおすすめです。

特に一戸建ての場合、平屋や2階建てなど階層が低い住宅にすれば、地震が発生した際も安定性が高く、倒壊リスクが低減されます​​。

 

質量が小さい

 

家全体の質量が小さければ、地震の揺れによって受ける影響も小さくなります。

例えば、コンクリート住宅に比べて軽量な木造建築の場合、地震のエネルギーによって受けるダメージを抑えられるでしょう。

 

しかし、住宅の材質を選ぶ際には、質量だけではなく建物の形状や構造の工夫も重要です​​​​。

工務店やハウスメーカーと総合的に判断しながら、希望する住宅に合った材質を選びましょう。

 

地震に強い家に重要な3つの構造

 

 

地震に強い家を実現させるには、耐震・免震・制震の3つの要素があります。3つの簡単な特徴はそれぞれ以下の表の通りです。

 

要素

特徴

耐震構造

建物自体を強化して揺れに耐えようとする

免震構造

建物と地盤を切り離して揺れが直に建物に伝わることを防ぐ

制震構造

制振装置で地震の揺れを吸収する

 

各要素について、1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

耐震構造

 

耐震構造とは、建物自体を頑丈で地震の揺れに耐えられる構造にする方法です。

壁や床、柱や梁など家の中心となる部分を補強し、建物全体が強い揺れに耐えられるように設計しています。

 

地震に強い家を作るために最も一般的な方法とされており、コストも比較的低く抑えられるため、住宅だけでなく学校やオフィスビルにも採用されています。

 

免震構造

 

免震構造とは、建物と基礎部分である地面の間に免震装置を設置し、地震の揺れが建物に伝わりにくいようにする構造のことです。

建物内での揺れを感じにくくなり、家具の転倒などの二次被害も防止できます。

 

免震構造は導入のコストが高いため、大型マンションや公共の建築物で見られる方法です​。

 

制震構造

 

制震構造は、建物の揺れを吸収するために壁や構造体にダンパーや制振装置を組み込む方法です。

地震の際のエネルギーを吸収し、揺れを減少させて損傷を最小限に抑えます。

 

上階になるほど大きくなる揺れの増幅を減少できるため、高層のマンションやビルで採用されることが多く、一戸建てや低層マンションでもオプションとして導入される場合があります​。

 

地震に強い家を見極めるポイント

 

 

ここでは、地震に強い家を見極めるためのポイントを解説します。

 

構造・工法を確認する 耐震等級を確認する 住宅の基礎を確認する 実大振動実験の実施有無を確認する

 

上記4つのポイントを順番に見ていきましょう。

 

構造・工法を確認する

 

地震に対する強さには、住宅の構造や工法が大きく影響します。

一般的に住宅の構造には木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3種類があり、それぞれに耐震性の特徴があります。

 

簡単な特徴を以下にまとめたので、確認しましょう。

 

構造の種類

特徴

木造

重量が軽く、同規模の建物の中では揺れが小さくなる 建物を支える筋交いや耐力壁などにより、地震に耐えられるように作られている

鉄骨造

鉄や鋼がその「粘り」によって変形し、地震のエネルギーを吸収する 倒壊のリスクが低く、万が一倒壊するとしても他の構造と比較して倒壊までに時間がかかる

鉄筋コンクリート造

圧縮力に強いコンクリートと引っ張る力に強い鉄筋の長所を生かして地震に耐える 倒壊しにくい構造で、阪神大震災の際も新耐震基準に基づいた鉄筋コンクリート造は被害が少なかった

※参照:建物の構造と耐震性の関係は?丨一般社団法人日本耐震診断協会

 

それぞれの特徴を確認し、住宅の形状に合った構造であるか確認しましょう。

 

耐震等級を確認する

 

耐震等級とは、建物が地震にどれだけ耐えられるか(耐震性)を等級で示したものです。

 

等級が高いほど、強い地震に耐えられるとされており、建築基準法では耐震等級1を満たすことが求められています。

耐震等級1〜3の特徴は、主に以下の通りです。

 

耐震等級

特徴

耐震等級1

現在の建築基準法の水準 震度6強程度の地震でもすぐに倒壊や崩壊が起こらない

耐震等級2

耐震等級1の1.25倍の耐震性 公共施設や避難所、長期優良住宅に必要な水準

耐震等級3

耐震等級1の1.5倍の耐震性 災害復興の拠点となる建築物(消防署や警察署など)に求められる水準

 

耐震等級は高いほど安心といえるため、事前に確認しておくことが大切です。

 

住宅の基礎を確認する

 

家の基礎部分は地震が発生した際に直接揺れを受けます。

住宅に用いられる基礎は主に”ベタ基礎”と”布基礎”の2種類に分類され、それぞれの特徴は以下のようになっています。

 

基礎部分の種類

特徴

ベタ基礎

鉄筋が入った厚いコンクリートを住宅の床下全体に敷く方法

布基礎

鉄筋入りのコンクリートを住宅の主な柱や壁の下にのみ敷く方法

 

阪神淡路大震災以降は、より耐震性が高いベタ基礎が採用される場合がほとんどです。

住宅の強度に大きく影響するため、予め確認しておきましょう。

 

実大振動実験の実施有無を確認する

 

実大振動実験は、建物の耐震性をチェックするために行われる実験です。

実際に起きた地震と同じ条件の揺れを再現して建物の耐久性を調べます。

 

この実験を行っているハウスメーカーや工務店なら、その結果を基に耐震性の高い家を設計・建築しているため、信頼できるでしょう。

 

地震に強い家を建てる際の注意点

 

 

ここでは、地震に強い家を建てる際に間取りや設備、工事において注意したいポイントを解説します。

 

吹き抜け 窓の数や大きさ 増改築 ビルトインガレージ

 

上記4つのポイントを順番に見ていきましょう。

 

吹き抜け

 

吹き抜けは、外の光を内部に取り入れて家に開放感を与える人気のデザインです。

 

ただし、吹き抜けを囲む壁の強度や家全体の重心の変動など、配慮しなければいけないポイントが多くあります。

そのため、適切な補強をしながら取り入れましょう。

 

窓の数や大きさ

 

窓は自然光や風を取り入れるために欠かせませんが、大きな窓がある住宅や窓が多くある住宅の場合、その分壁の強度が低下します。

そのため、地震が発生した際の揺れに対する抵抗力が弱まるでしょう。特に、大きな窓は耐震性の観点から揺れによる被害のリスクが高まります。

 

注文住宅の場合、窓の配置や大きさを慎重に検討するほか、それ以外の住宅でも必要に応じて補強することが大切です。

 

増改築

 

家を購入した後、家族構成やライフスタイルの変化に伴って増改築を検討する可能性が考えられます。

しかし、増改築では家全体のバランスを変えるため、耐震性が損なわれるおそれがあります。

 

増改築を実施する場合には元の構造を十分に理解し、耐震性を下げないよう慎重に計画することが重要です。

 

ビルトインガレージ

 

ビルトインガレージとは、車を収納するガレージが建物の中に組み込まれたデザインのことです。

おしゃれな仕上がりになることが多く、デザイン性・機能性ともに魅力的ですが、ガレージ部分は住宅部分より強度が低くなる傾向があり、家全体の耐震性に影響するおそれがあります。

 

そのため、ビルトインガレージを設計する際には、ガレージ部分の耐震補強も実施して住宅全体の安全性を保つ必要があります。

 

地震に強い家を建てるなら建匠

 

建匠では、高知県を中心に耐震性に優れた家づくりを実現してきました。耐震等級3を標準使用としており、全棟で高い耐震性を持つ住宅をご提案しています。

 

また、建匠では世界最高峰の水準にある制振ダンパー『evoltz』を高知県で唯一採用しています。

evoltzとは、株式会社evoltzが企画・開発・販売を行っている木造住宅用の油圧式制振装置です。大きな地震の後に何千回も来る余震に対して、evoltzは震度1から性能を発揮します。

 

さらにevoltzは、建物の耐震成分を長持ちさせ、生命と財産を守ります。共振が発生したときの揺れ幅を小さくできる点も特徴です。

耐震だけでは補えない性能を、制振装置としてカバーしてくれるevoltzを採用し、末永く住み続けられる点が建匠の家づくりの大きな特徴です。

 

また、各住宅で実大振動実験を実施しており、強度のバランスが偏っていると判断した場合には追加で補強しています。

そのため、建匠が提供する住宅は揺れに強く安心して生活できるでしょう。高知県で地震に強い家を実現したい人は、ぜひ一度建匠へご相談ください。

 

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地震に強い家に関するよくある質問

 

 

ここでは、地震に強い家に関してよくある質問に回答します。

 

地震に強い家に適した素材って何? 平屋は地震に強い家といえる? 地震に弱い家の特徴は?

 

上記3つの質問を順番に見ていきましょう。

 

地震に強い家に適した素材って何?

 

一般的に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造は耐震性が高く強度に優れているとされていますが、重量が大きいため揺れやすいデメリットがあります。

 

木造の場合、軽量で柔軟性があるため揺れに対するダメージは比較的少ない一方で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅より耐震性は低くなる傾向があります。

自分が建てる住宅の形状や、階数に合わせて素材を選びましょう。

 

平屋は地震に強い家といえる?

 

一般的に、高さがある建物ほど揺れやすく、特に上階ほど揺れが大きくなるとされています。

そのため、平屋は高層の建築物に比べて地震の際のリスクが低く、揺れに強いといえます。

 

ただし、住宅の地震への強さは地盤や建物の構造にも影響されるため、高さだけで判断できません​。そのため、平屋を検討する場合でも総合的に判断することが大切です。

 

地震に弱い家の特徴は?

 

地震に弱い家の特徴として、上から見た際にL字型や凹凸が多い複雑な形状をしている家が挙げられます。角や凹凸が地震のエネルギーを受けやすく、ねじれや歪みが生じやすいためです。

 

ただし、耐震補強を行うことで、耐震性の強化が可能であるため、複雑な形状の住宅を好む人は工務店などと相談しながら補強を行いましょう。

 

地震に強い家を建てるなら特徴・構造を工夫しよう

 

 

この記事では、地震に強い家の特徴を解説しました。

 

日本では大規模な地震の発生が多く、どこに居住していても住宅が地震の被害を受ける可能性があります。そのため、この記事で解説したポイントや注意点を参考に、地震に強く安全に生活できる住宅を選びましょう。

 

また、地震に強い家を建てたい人は建匠がおすすめです。耐震等級3相当を標準仕様としており、実大振動実験も実施しているため、安心して生活できます。モデルハウスへの来場予約もできるので、ぜひこの機会にご相談ください。

 

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2024.04.05

 

この記事では、住宅ローンの借り換えのタイミングについて解説していきます。

 

理想のマイホームを購入するために住宅ローンを組んだものの、金利が高く返済負担が重いなどの理由で借り換えを検討している人も少なくありません。

住宅ローンの借り換えは適切なタイミングで行うことで、金利を下げて返済負担を減らせます。

 

この記事では、住宅ローンを借り換えるおすすめの時期や注意点も解説していきます。

住宅ローンを借り換えしてもよいか悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

住宅ローンの借り換えをする理由 住宅ローンを借り換えるベストタイミング 住宅ローンを借り換えるメリット・デメリット 住宅ローンを借り換えるときの注意点

 

住宅ローンの借り換えをする理由は?

 

 

※出典:2022年度住宅ローン借り換えの実態調査結果|住宅金融支援機構

 

ここでは、どのような理由で住宅ローンを借り換えているのかについて、住宅金融支援機構『2022年度住宅ローン借り換えの実態調査結果』の結果を基に解説していきます。

借り換えを実行した人の理由を多いものから順に並べると以下の通りです。

 

金利が低くなるから 返済額が少なくなるから 今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから 借り換え前の適用金利が上昇し、返済額が増加するから 変動金利に移行するのが不安だったから 金利優遇の優遇幅拡大や返済終了までの通期適用が受けられるから それほど長く借りる必要がなくなったから

 

借り換え後の金利のほうが低くなり返済額が減少するといった、借り換え先のメリットが大きいことを理由に借り換える人が多くいるようです。

一方で、借り換え前の金利が今後上昇し返済額が増加することに対する不安感から、借り換えを行った人も少なくありません。

 

住宅ローンを借り換えるベストタイミング

 

 

ここでは、住宅ローンを借り換えるベストタイミングを解説していきます。

 

変動金利の見直しで金利が高くなるとき 固定金利期間が終了したとき 条件が良い金融機関が見つかったとき 収入が下がるとき ローン残高が1,000万円以上で残りの返済期間が10年以上のとき

 

順番に見ていきましょう。

 

変動金利の見直しで金利が高くなるとき

 

変動金利の見直しのタイミングで金利が高くなると予想できるときは、住宅ローンを借り換えるタイミングの1つです。

 

変動金利の住宅ローンを選んだ場合、一定の期間ごとに金利が見直されます。見直しで金利が上がると、それに伴って返済額も増加するおそれがあります。

金利見直しのタイミングで、現在の金利が市場の金利よりも高くなることが予想される場合、より低い金利のローンへの借り換えを検討するのがおすすめです​​。

 

将来的に支払う金利が減少し、月々の返済額を抑えられるでしょう。

 

固定金利期間が終了したとき

 

固定金利の住宅ローンを組んでいる人は、固定金利期間が終了したタイミングで借り換えるのもおすすめです。

 

固定金利の住宅ローンでは、契約時に決められた期間は金利が変わらないため、返済額が一定です。

しかし固定金利期間が終了すると、ローンの金利条件が変動金利に移行したり、新しく固定金利の適用を受けたりする場合があります。

 

固定金利期間が終了する前に、市場の金利状況を確認し、より有利な条件の住宅ローンに借り換えることで、今後の金利上昇リスクを避けられるでしょう​​​​。

特に、金利が低い固定金利の契約に移行できれば、長期間にわたって安定した返済計画を立てることが可能になります。

 

条件が良い金融機関が見つかったとき

 

現在より条件の良い金融機関が見つかったタイミングも、住宅ローンの借り換えに適しています。

 

市場は常に変動しており、新しい金融商品やサービスが登場します。

他の金融機関が提供する住宅ローンの条件が、現在よりも明らかに良い場合、借り換えを検討しましょう。

 

条件が良い金融機関とは、例えば現在のローンよりも低い金利を提供しているケースや、より柔軟に返済できるオプションがあるケースを指します。

毎月の返済額を減らしたり、返済期間を短縮したりすることで、将来の返済負担を軽減できるでしょう。

 

収入が下がるとき

 

転職・失業により収入が減少したり不安定になったりすることが予想されるタイミングも、毎月の返済額を見直す良い機会です。

 

収入の減少は、家計に大きな影響を与えます。収入の減少が予想できる場合に住宅ローンの借り換えを検討することで、返済の負担を軽減できる可能性があります。

特に、返済額を月々の収入に見合ったものに調整すると、毎月の返済で苦しむリスクは低下します。

 

ローン残高が1,000万円以上で残りの返済期間が10年以上のとき

 

ローン残高が1,000万円以上、かつ返済期間が長い場合に借り換えによるメリットは大きくなるでしょう。

 

ローン残高が大きいと、金利がわずかに低いだけでも長期的な視点で見ると大きな節約につながります。

特にローン残高が1,000万円以上あり、残りの返済期間が10年以上残っている場合は、複数の金融機関でより良い条件のローンを探し、借り換えを検討するのがおすすめです。

 

住宅ローンを借り換えるメリット・デメリット

 

 

ここでは、住宅ローンを借り換えるメリット・デメリットを順番に解説していきます。

 

借り換えのメリット

 

住宅ローン借り換えのメリットとしては、主に以下が挙げられます。

 

金利が低くなる可能性がある 月々の返済額が減少する 返済期間を短縮できる 金融機関を変更できる

 

市場の金利が低下している場合、より低い金利でローンを借り換えられます。

金利の差によっては、合計で数百万円単位の節約が見込めることもあります。

 

また、毎月の返済額が減るため家計に余裕が生まれます。生活費の他の部分に資金を振り分けられるので、より快適な暮らしを送れるようになるでしょう。

 

同じ返済額を維持しつつ金利を下げることで、返済期間を短縮することが可能になります。

さらに、サービスの質や提供条件がより良い金融機関や、より柔軟に返済できるオプションが用意されている金融機関へ変更することも可能です。

 

借り換えのデメリット

 

住宅ローン借り換えのデメリットは、主に以下の通りです。

 

手数料や諸費用がかかる 審査が必要になる 時間と手間がかかる

 

借り換えには手数料や諸費用がかかります。例えば、金融機関に支払う手数料や保証料、抵当権設定費用、司法書士への報酬などが含まれます。

借り換える金額や金融機関によっては、借り換えによる節約効果を相殺してしまうでしょう。

 

また、新たな住宅ローンを組むためには、再度審査を受ける必要があります。

以前と比較して経済状況が変わっている場合や信用状況が悪化している場合は、希望する条件での借り換えが困難でしょう。

 

さらに、借り換えの手続きでは相応の時間と手間がかかります。

新しいローン契約のための書類作成や、既存のローンの解消に必要な手続きなど、煩雑な手続きが必要です。

 

住宅ローンを借り換えるときの注意点

 

 

ここでは、住宅ローンを借り換えるときの注意点を5つ解説していきます。

 

借り換え手数料がかかる 再度審査を受ける必要がある 同じ銀行で借り換えはできない 住宅ローン控除の対象外になるケースがある 金利変動でリスクが生じる場合がある

 

借り換え手数料がかかる

 

住宅ローンを借り換える場合、多くの金融機関では借り換え手数料が発生します。手数料の内訳として、主に以下が挙げられます。

 

新しい住宅ローン契約の手数料 不動産の評価費用 抵当権設定費用 既存のローンを解約する際の手数料

 

上記の手数料は、借り換えによって得られる利益を減少させます。

借り換えを決定する前に、手数料と借り換えの利益を計算し、節約が見込めるかを確認することが重要です。

 

再度審査を受ける必要がある

 

新しい住宅ローンに借り換えるには、新たに金融機関の審査を受ける必要があります。

公表されているわけではありませんが、審査では主に以下の項目が見られます。

 

収入 職歴 信用情報 その他の債務状況

 

審査を通過できない場合、当然借り換えには進めません。

また、以前に比べて収入が減少している場合や、信用情報に問題がある場合は、より不利な条件でしか借り換えられないでしょう。

 

借り換えの前に自身のステータスを改めて確認し、借り換えが現実的な選択肢であるかどうかを慎重に判断することが求められます。

 

同じ銀行で借り換えはできない

 

一般的に、同じ金融機関内での住宅ローンの借り換えは行えません。

つまり、現在の住宅ローンの条件を改善したい場合、他の金融機関への借り換えを検討する必要があります。

 

同じ銀行での借り換えはできないものの、契約内容の変更であればできる場合があります。

どうしても金融機関を変更したくない場合は、金利タイプの変更や繰り上げ返済などの方法を検討しましょう。

 

住宅ローン控除の対象外になるケースがある

 

住宅ローンを借り換えると、住宅ローン控除の対象外となることがあります。

 

住宅ローン控除は、住宅を取得するためのローンに対して適用される減税制度ですが、借り換えによっては制度の適用を受けられなくなることがあります。

特に、借り換えが借り増しに該当する場合や、借り換え後のローンが一定の条件を満たさない場合に注意が必要です。

 

借り換えを検討する前に、住宅ローン控除の適用条件についてしっかりと確認しましょう。

 

金利変動でリスクが生じる場合がある

 

住宅ローンの借り換えでは、固定金利から変動金利へ、またはその逆への変更によってリスクが生じる場合があります。

 

固定金利の場合、金利上昇のリスクはありませんが、市場金利が下がった場合にはその恩恵を受けられません。

一方、変動金利では金利下降による恩恵を受けられる可能性がありますが、将来的に金利が上昇した場合には返済額が増加するリスクがあります。

 

借り換えを行う際には、自身のリスク許容度と将来の金利動向を考慮し、適切な金利タイプを選択することが重要です。

 

住宅ローンの借り換えを実際にシミュレーション

 

 

ここでは、住宅ローンの借り換えを実際にシミュレーションしていきます。

インターネット上でも簡単にシミュレーションできるので、現在のローンから借り換えたらどうなるのか、詳細を知りたい人はぜひ試してみましょう。

 

フラット35の借り換えシミュレーションを参考にして、以下の条件でシミュレーションしていきます。

 

【条件】

商品タイプ:フラット35から民間金融機関ローンに変更する 返済期間:15年 金利タイプ:全期間固定 借り換え前の金利:2% 借り換え後の金利:1% 住宅ローン残高:2,000万円 新規の借入額:2,000万円 返済方法:元利均等

 

 

借り換え前

借り換え後

差額

毎月の返済額

12万8,701円

11万9,698円

9,003円

総支払額

2,372万7,630円

2,172万0,718円

200万6,912円

※借り換え後には諸費用20万円前後が追加で発生する

 

シミュレーションの結果、金利が1%ポイント低いローンに借り換えることで、毎月の返済額が約9,000円、総支払額が約200万円節約できることがわかりました。

諸費用を考慮しても、約180万円の節約効果があるといえます。

 

自分のケースでどれくらいの節約効果があるのか、住宅ローン残高や借り換え先の条件を当てはめてシミュレーションしてみましょう。

 

※参考:借り換えシミュレーション|住宅金融支援機構

 

住宅ローンの借り換えに関するよくある質問

 

 

ここでは、住宅ローンの借り換えに関するよくある質問2つに回答していきます。

 

一般的に住宅ローンの借り換えはマイホーム購入から何年後? 借り換えの際にペアローンから収入合算に変更できる?

 

順番に見ていきましょう。

 

一般的に住宅ローンの借り換えはマイホーム購入から何年後?

 

住宅ローンの借り換えがマイホーム購入から何年後かは、一般的に決められているわけではありません。

目安として、購入から3年経過するまでは借り換えできません。

 

例えばフラット35は、借り換え対象の住宅ローンを最低でも1年間は返済していなければ、借り換え融資を利用できません。

他の金融機関でも、購入から2〜3年の返済実績がなければ借り換えに応じてくれないケースが多くあります。

 

購入から3年経過したあと、市場金利の動向や自分の収入などを踏まえて検討しましょう。

 

借り換えの際にペアローンから収入合算に変更できる?

 

ペアローンを収入合算ローンに変更できるかどうかは、金融機関によって異なります。

 

ただし、変更の際に贈与税が発生することがある点に注意が必要です。

ペアローンとして2人で負っていた債務を1人で負うことになるため、借り換え時の一方のローン残高について贈与税が発生するでしょう。

 

住宅ローンの借り換えはタイミングを考えて実行しよう

 

 

住宅ローンの借り換えは、タイミングを考えて実行することをおすすめします。

 

借り換えを行うと、金利の低下によって月々の返済額を減少させたり返済期間を短縮させたりすることが可能です。

しかし、借り換えには手数料や諸費用がかかり、新たな審査が必要になるなどのデメリットも存在します。

 

タイミングによっては、返済負担が軽くなると考えて借り換えたにもかかわらず、かえって返済負担が重くなってしまうケースも考えられます。

借り換えによるメリットを最大化させるためには、専門家の意見を参考にしながら、タイミングを考えて実行するのがおすすめです。

 

高知県を中心に注文住宅を数多く取り扱ってきた建匠では、知識と経験が豊富な住宅のプロが、適切なアドバイスを提供します。

展示場では専門家によるアドバイスが得られるほか、モデルハウスを実際に確認しながら建匠のデザイン力・設計力・提案力を実感できます。

 

家づくりを始めてからも、お金の悩みについてお客様に寄り添ってより良い解決策を提案します。

注文住宅の購入を検討している方や、資金計画で悩みごとのある方はぜひ建匠の展示場にご来場ください。

 

来店予約お申込み|高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

 

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2024.03.28

 

この記事では、新築内祝いのタブーについて解説していきます。

 

新築住宅を建てた際は身内や友人から、新築祝いを受け取ることが多くあります。新築内祝いとは、新築祝いに対して感謝の気持ちを示すためのイベントです。

 

この記事では、新築祝いのお返しにおけるマナーや縁起が良いアイテムについて徹底解説していきます。「新築内祝いとしてどのようなアイテムを贈れば良いのか」「贈ってはいけないアイテムはあるのか」などを知りたい人は、ぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

【行為】新築内祝い(お返し)のタブー 【贈り物】新築内祝い(お返し)のタブー 新築内祝い(お返し)に適した縁起が良いアイテム

 

そもそも新築内祝いとは?

 

そもそも新築内祝いとは、新居を建てたり購入したりした際に、友人や家族から受け取った新築祝いへの感謝の気持ちを示すために行われる行事です。

 

「内祝い=お返し」ではありませんが、近年ではもらったお祝いに対するお返しとして「内祝い」という言葉が使われるケースが増えています。

 

通常は、新築祝いを渡してくれた人を招いて新しい家を披露する会を開催することが一般的です。新築内祝いは、披露会を行わなかった場合や予定が合わなかった人がいた場合に、品物を送ることで感謝の気持ちを伝えるものです。

 

新築引渡し時に渡すお礼については、以下の記事が参考になります。おすすめの品や手紙の渡し方も具体例付きで解説しているので、お礼の品について知りたい方はぜひお読みください。

 

【あわせて読みたい】

新築引渡し時のお礼は必要?おすすめの品や手紙の例・渡し方も徹底解説

 

【行為】新築内祝い(お返し)のタブー

 

 

ここでは、新築内祝い(お返し)においてタブーとなる行為を解説していきます。

 

新築祝いを受け取ってもお礼をしない お礼を電話で済ませる 贈るタイミングが遅い 相場に合わない品を贈る 熨斗(のし)を付けずに内祝いを贈る

 

順番に見ていきましょう。

 

新築祝いを受け取ってもお礼をしない

 

新築祝いを受け取ったら、必ず何らかの形で感謝を示すことが大切です。お返しをしないことは、相手の気持ちを軽視しているように受け取られかねず、関係が悪化する原因にもなります。

 

新築祝いは、新生活のスタートを喜んでくれる人からの心温まる贈り物です。その感謝の気持ちは、適切な形で伝えるべきでしょう。

 

お礼を電話で済ませる

 

お礼を電話で済ませてしまうのは好ましくありません。感謝の気持ちは直接伝えることが望ましいといえます。

 

言葉での感謝も大切ですが、新築内祝いは目に見える形で感謝の気持ちを示す機会です。直接会ってお礼を言ったり、心を込めた手紙やメッセージカードを添えた品物を送ったりすることで、より深い感謝の意を伝えられます。

 

贈るタイミングが遅い

 

新築内祝いを贈るタイミングが遅れてしまうことも、タブーとされています。

 

新築内祝いを贈る最適なタイミングは、新居に引っ越してから1〜2ヶ月以内です。新生活が始まってからあまりに時間が経過してしまうと、お返しを贈る意味合いが薄れ、失礼にあたることもあります。

 

新居への引っ越しが一段落して生活が落ち着いてきたら、新築内祝いを計画しましょう。

 

相場に合わない品を贈る

 

新築内祝いでは、相場から外れた品を贈るのもタブーです。

 

新築内祝いのギフトは、受け取った新築祝いの3分の1から半額程度が相場とされています。過度に高価なギフトを贈ると、相手に負担を感じさせることがあります。

 

反対に、相場を大きく下回るギフトを贈ると、感謝の気持ちがないと受け取られるでしょう。

贈る相手との関係性や受け取った祝いの内容を考慮して、心からの感謝を込めた品を選ぶことが大切です。

 

熨斗(のし)を付けずに内祝いを贈る

 

新築内祝いを贈る際には、熨斗(のし)を付けることがマナーです。5本か7本の紅白の蝶結びの水引が適しています。

 

表書きには「新築内祝」や「内祝」などと記し、送り主の名前も忘れずに記入しましょう。熨斗を付けることで、お祝いへの感謝の気持ちがより伝わりやすくなります​​。

 

【贈り物】新築内祝い(お返し)のタブー  

 

 

ここでは、新築内祝い(お返し)においてタブーとなる贈り物を解説していきます。

 

火を連想させるもの 縁切りを連想させるもの 生活難を連想させるもの 別れや弔事を連想させるもの

 

順番に見ていきましょう。

 

火を連想させるもの

 

新築内祝いでは、火事や炎を連想させるアイテムを避けた方が良いでしょう。具体的には、主に以下のものが挙げられます。

 

ライター 灰皿 キャンドル バーベキューセット 赤色のアイテム

 

上記は新しい住まいの安全を願う場合には適さず、贈り物としては不適切とされています​​。

 

縁切りを連想させるもの

 

縁切りを連想させるアイテムも新築内祝いでは避けるべきといえます。具体的には以下が挙げられます。

 

包丁 ハサミ

 

上記のアイテムは縁切りを連想させるため、せっかくお祝いの想いを込めて送ってくれた新築祝いを無下にすることになるでしょう。

 

生活難を連想させるもの

 

縁切りを連想させる以下のアイテムも、新築内祝いでは避けたほうが良いでしょう。

 

現金 金券 商品券

 

上記のアイテムは、受け取った人が経済的に苦労しているという印象を与えかねません。新築のお祝いは、前向きで明るい未来を願うものであるため、贈り物もその願いに合ったものを選びましょう。

 

別れや弔事を連想させるもの

 

別れや弔事を連想させるアイテムもタブーとされます。具体的には以下のアイテムが挙げられます。

 

ハンカチ 茶葉 日本茶

 

ハンカチは、別れの際に涙を拭うためにも使用されるため、新築内祝いとしては不向きです。また、茶葉は仏事の贈り物として選ばれるため、新築という祝い事には適していないといえます。

 

新築内祝い(お返し)に適した縁起が良いアイテム

 

 

新築内祝い(お返し)に適した縁起が良いアイテムとして、主に以下が挙げられます。

 

カタログギフト タオル お菓子 食器類

 

カタログギフトは、豊富な選択肢から相手が好みに合ったものを選べるため、「選ぶ楽しみ」をプレゼントできます。また、カタログギフト自体に、縁起の良いモチーフがあしらわれているものもあります。縁起の良いデザインや縁起物のイラストが描かれたカタログギフトを選ぶと、より気持ちが伝わるでしょう。

 

タオルなどは、日常生活で必ず使う実用的なアイテムであり定番です。タオルを選ぶ際は、普段は購入しないような上質なものは感謝の気持ちが伝わりやすいためおすすめです。

 

お菓子は見た目が華やかで、味わい深いものが多いため、祝い事に適しています。特に、季節の果物を使った和菓子や、手作り感のある焼き菓子などは、受け取る人に対する心遣いが感じられるでしょう。ポイントは、相手の家族構成や好みに合わせて選ぶことです。

 

食器類は毎日の食事を彩る大切なアイテムであるため、美しい食器を使うことで日々の生活に小さな幸せを感じる瞬間を贈れます。選ぶ際は、受け取る人の好みやインテリアに合うものを選ぶことが重要です。

 

新築内祝いのタブーに関するよくある質問

 

ここでは、新築内祝いのタブーに関するよくある質問に回答していきます。

 

新築披露をする場合の内祝いは不要? 新築祝いのお返しに5,000円は高い? 友だちへの新築祝いのお返しは何が良い?

 

疑問の解消にお役立てください。

 

新築披露をする場合の内祝いは不要?

 

新築の披露会などを開催して友人や家族を自宅に招待する場合、内祝いは基本的に不要です。

 

なぜなら、披露会に来てくれたゲストに対して食事やおもてなしを提供し、その費用を負担することがお返しにあたるからです。

 

ただし、都合がつかず披露会に招待できなかった人や、新築披露だけでは見合わない高額のお祝いを渡してくれた人に対しては、内祝いを贈ることをおすすめします。

 

新築祝いのお返しに5,000円は高い?

 

新築祝いのお返しに5,000円が高いかどうかは、お祝いとして受け取った金額によって異なります。前述の通り、内祝いのギフトは受け取った新築祝いの3分の1から半額程度が相場です。

 

受け取った新築祝いが1万円から1万5,000円である場合は、お返しとして5,000円相当のものを渡すのは適しているといえます。

 

友だちへの新築祝いのお返しは何が良い?

 

友だちへの新築祝いのお返しは、カタログギフトやタオルなどの日用品がおすすめです。

 

また、相手の趣味やライフスタイルを考慮したアイテムも適しています。例えば、普段から料理を楽しむ友だちにはキッチングッズや食器類、美容やリラクゼーションに関心がある友だちにはアロマキャンドルやバスグッズなどが喜ばれるでしょう。

 

タブーを把握して喜ばれる新築内祝いを贈ろう

 

新築内祝いを贈る際は、タブーを把握して喜ばれるものを選ぶことが重要です。タブーにあたるものを選んでしまうと、場合によっては祝い事で相手に不快な思いをさせてしまい、関係が悪化してしまうおそれもあります。

 

新築内祝いを含め、家づくりに関してわからないことや不安なことが生まれたときには、それを解消できる専門家に相談することが重要です。

 

建匠では、高知県を中心に家族の笑顔を生み出す家づくりを行ってきました。お客様との信頼関係を重視し、家族の理想の暮らし像を実現できる家を提案します。

 

新築内祝いを始めとした家づくりに関わる悩みごとにも寄り添っていくので、建匠で理想の暮らしが実現できる家づくりをしたい方はぜひお問い合わせください。

 

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2024.03.18

この記事では、おひさまエコキュートのメリットとデメリットを解説します。

 

おひさまエコキュートは、太陽光を利用してお湯を作るシステムです。

電気代の節約になり環境にもやさしい点が大きな特徴です。

 

家づくりを検討している人の中には、「おひさまエコキュートの導入を検討しているけれど、デメリットが気になる」という人も少なくありません。

 

この記事では、おひさまエコキュートの特徴や選ぶ際のポイントをあわせて解説します。

導入を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

そもそもおひさまエコキュートとは? おひさまエコキュートのメリット・デメリット おひさまエコキュートのメーカー・製品の選び方

 

そもそもおひさまエコキュートとは?

 

 

ここでは、おひさまエコキュートの概要をチェックしていきましょう。

 

おひさまエコキュートの特徴 従来のエコキュートとの違い

 

上記2点をそれぞれ解説します。

 

おひさまエコキュートの特徴

 

おひさまエコキュートは、太陽光発電で生成されたエネルギーでお湯を作るシステムです。

太陽光を利用するため環境にやさしく、CO2の排出量減少にもつながります。

 

また、晴れた日には電気代の節約も可能です。

 

従来のエコキュートとの違い

 

従来のエコキュートは、主に夜間の価格が安い電気を使ってお湯を沸かし、蓄熱するものです。

 

一方でおひさまエコキュートは、太陽光発電を利用してお湯を作るので、日中の日差しが出ている時間帯に効率良くエネルギーを利用できます。

電気代の節約に加え、太陽光発電を備えている住宅なら環境への配慮がさらに深まります。

 

おひさまエコキュートのメリット

 

 

ここでは、おひさまエコキュートのメリットを確認しましょう。

 

日中の暖気を利用できる 電気代高騰の影響を抑えられる お得な料金プランで契約できる 断水時にも水を使用できる

 

上記4つのメリットをそれぞれ解説します。

 

日中の暖気を利用できる

 

おひさまエコキュートは、太陽光発電で作られたエネルギーを活用してお湯を作るため、日中の暖気を十分に利用できます。

 

晴れた日に太陽光発電で多くの電力を生成した場合、おひさまエコキュートを導入していれば、生成されたエネルギーの余剰電力でお湯が沸くので、自然にやさしい点がメリットです。

 

また、通常は使い道に困ってしまう余剰電力を家庭内で消費できるので、非常に経済的といえるでしょう。

 

電気代高騰の影響を抑えられる

 

おひさまエコキュートは、太陽光をエネルギー源として利用しています。

そのため、電気代が高騰している昨今でもその節約に大きく貢献します。

 

特に、昼間に太陽光を利用してお湯を沸かせば、夜間に電気を利用してお湯を作る従来の方法より電気代を削減できるでしょう。

 

お得な料金プランで契約できる

 

太陽光発電を利用するおひさまエコキュートを導入する場合、電力会社との契約において太陽光発電を前提とするお得な料金プランを選べるケースがあります。

 

例えば、東京電力は太陽光発電とおひさまエコキュートの両方を使用している人向けの料金プランを提供しています。

契約電力によって選択できるプランの幅が広く、おひさまエコキュートを導入した場合はこのようなプランの活用が可能になる点がメリットの1つです。

 

※参考:くらし上手丨電気料金プラン丨東京電力エナジーパートナー株式会社

 

断水時にも水を使用できる

 

おひさまエコキュートは独立したタンクを持っており、事前に貯めたお湯を使用できます。

 

そのため、万が一断水になった時でも、お湯や水の使用が可能です。

非常時でも生活に必要な水を容易に確保できる点は大きなメリットといえます。

 

おひさまエコキュートのデメリット

 

 

ここからは、おひさまエコキュートのデメリットを解説します。

 

初期費用が高い 太陽光発電設備が必要 天候に左右される 製品・料金プランの選択肢が少ない

 

上の4点のデメリットを1つずつ見ていきましょう。

 

初期費用が高い

 

おひさまエコキュートを導入する際には、通常のエコキュートより高額な初期費用がかかります。

例えば、太陽光パネルの設置やシステムの構築など、導入にはさまざまな設備が必要です。

 

導入後のランニングコストはお得になりますが、導入時の負担は大きくなってしまいます。

 

太陽光発電設備が必要

 

おひさまエコキュートは太陽光を利用してお湯を作るため、太陽光発電の設備が欠かせません。

すでに太陽光パネルを設置している家庭であれば、継続して利用できますが、設置していない場合は太陽光パネルの設置費用も考慮する必要があります。

 

太陽光パネルの設置には費用だけでなく時間もかかるため、導入を検討する場合は余裕を持った設置計画にしましょう。

 

天候に左右される

 

おひさまエコキュートは太陽光発電で作られたエネルギーを利用するため、天候に大きく左右されます。

晴れた日であれば、日中に作られる電気の量も大きいため効率良くお湯を沸かせます。

 

一方で、雨の日や曇の日には必要な太陽光を確保できないので、沸かすお湯の量が十分ではないケースが考えられるでしょう。

 

製品・料金プランの選択肢が少ない

 

おひさまエコキュートは、まだ普及し始めたばかりのシステムです。

そのため、市場に出ている製品の種類や電力会社が提供している関連料金プランの選択肢が限られています。

 

おひさまエコキュートをわざわざ導入しようと思っても、自分の家庭に最適な製品やサービスを見つけられない場合があります。

 

おひさまエコキュートのメーカー・製品の選び方

 

 

ここでは、おひさまエコキュートのメーカーや製品を選ぶポイントを解説します。

 

メーカーが提供するアプリで選ぶ 省エネ性能で選ぶ 機能で選ぶ タンク容量で選ぶ 設置費用で選ぶ

 

上記5つのポイントをそれぞれ確認しましょう。

 

メーカーが提供するアプリで選ぶ

 

近年では、お湯の使用状況や発電状況などをスマートフォンのアプリで簡単にチェックできる製品が多く登場しています。

 

自分で簡単にお湯の温度やタイマーなどを設定できるため、使い勝手の良いアプリならおひさまエコキュートを便利に活用できるでしょう。良いメーカーを選ぶことが大切です。

 

アプリの使いやすさや機能性をチェックして、日常生活に合った製品を選びましょう。

 

省エネ性能で選ぶ

 

多くの人が省エネを目的として、おひさまエコキュートを選んでいます。

製品によって省エネの性能は異なるため、エネルギー効率が良い製品を選びましょう。

 

エネルギー消費効率(※)などの指標を参考にすると、省エネ性能が高く長期的にコストを抑えられる製品を選びやすくなります。

 

※エネルギー消費効率(COP)とは:

電力1kWを使ってどれだけの効果を得られるかという指標であり、それぞれ冷房COPと暖房COPと呼ばれています。

 

具体的な計算方法は以下の通りです。

 

冷房COP=冷房能力(kw)÷冷房消費電力(kw) 暖房COP=暖房能力(kw)÷暖房消費電力(kw)

 

仮に「COP=3」であれば、該当する製品は消費する電力量に対して「3倍」の性能を発揮していることになります。

 

機能で選ぶ

 

おひさまエコキュートは製品ごとにさまざまな機能を搭載しています。

 

例えば、最適な温度に自動で調整する機能や太陽光の発電量に応じて自動でお湯を作る機能など、省エネ以外に便利な機能が多くあります。

 

自分の生活スタイルに合った機能を持つ製品を選べば、おひさまエコキュートをより効果的に使用し、快適な生活を送れるでしょう。

 

タンク容量で選ぶ

 

おひさまエコキュートで必要なタンクの容量は、家庭の人数やお湯を使う量によって異なります。

 

子どもが多くいる家庭や介護などでお湯を多く使用する家庭には、タンクの容量が多いおひさまエコキュートの製品が向いているでしょう。

逆に、少人数の家庭やお湯を頻繁に使用しない家庭は、容量が小さいタンクで十分になる場合があります。

 

設置費用で選ぶ

 

おひさまエコキュートを選ぶうえでは、製品の価格だけでなく設置費用も考慮しましょう。

 

設置場所の条件や必要な工事の規模によって、設置費用は大きく変わります。

おひさまエコキュートを購入する前に、複数のメーカーや販売店から設置費用の見積もりを取り、総コストで比較検討することが重要です。

 

おひさまエコキュートに関するよくある質問

 

 

ここでは、おひさまエコキュートに関してよくある質問を見ていきましょう。

 

おひさまエコキュートも補助金の対象になる? おひさまエコキュートと蓄電池を併用するメリットは?

 

上記2点の質問にそれぞれ回答します。

 

おひさまエコキュートも補助金の対象になる?

 

おひさまエコキュートは、経済産業省の『給湯省エネ事業』の対象でした。

 

エコキュートの導入には、性能要件を満たしたものに限り1台あたり5万円が支給されますが、おひさまエコキュートについてはこの要件に関係なく補助金の対象となっていました。

しかし、経産省の『給湯省エネ事業』は昨年で交付申請の受付が終了しています。

 

この他にも地方自治体がおひさまエコキュートの補助金を用意している場合があるため、お住まいの地域の自治体で補助金が支給されているかチェックしましょう。

 

※参考:対象機器の詳細丨給湯省エネ事業丨経済産業省

 

おひさまエコキュートと蓄電池を併用するメリットは?

 

おひさまエコキュートと蓄電池を併用するメリットの1つとして、余剰電力を蓄電池にストックできる点が挙げられます。

 

生成した電気を貯蔵しておけば、夜間や天候が悪い日でもお湯を沸かせます。

おひさまエコキュートのデメリットの1つである、天候に左右される点もある程度軽減できるでしょう。

 

また、蓄電池を併用すれば電力会社から購入する電力量を減らせるため電気代の節約になるほか、停電時や災害時でも事前に蓄電池に貯蔵した電力を利用してお湯を沸かせます。

 

おひさまエコキュートと蓄電池の併用は、エネルギーコストの削減や安定した生活を目指す人におすすめです。

 

おひさまエコキュートはメリット・デメリットを比較しよう

 

 

この記事では、おひさまエコキュートのメリットとデメリットを解説しました。

 

おひさまエコキュートは、省エネ性が高く家のエネルギーコスト削減に大きく貢献するシステムです。

登場したばかりのプランであるため、対象の電気料金プランはまだ数少ないですが、蓄電池などと組み合わせると効果的に活用できます。

 

省エネ性能が高くてエネルギーに使うコストを抑えられるマイホームにしたいと考える人は、ぜひおひさまエコキュートを検討してみましょう。

 

また、省エネ性能が充実した家づくりを実現させたい人は、建匠の『ゼロエネ×スマートハウス ZERO』がおすすめです。

家で使用する電力を家で生成できるほか、断熱性・気密性が良いため過ごしやすい家である点も魅力の1つです。

 

今後値上がりが続く電気代を抑える効率的な方法の1つにもなるので、気になる人はぜひ一度、建匠へお問い合わせください。

 

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2024.03.18

 

この記事では、断熱と遮熱の違いを解説します。

 

家で快適に生活するためには、家の内部を心地よい室温に保つことが大切です。

断熱と遮熱は家の室温を維持する際に重要であり、それぞれの特徴を上手く活用すると快適な暮らしの実現につながります。

 

この記事では、断熱と遮熱の目的や仕組みの違い、それぞれのメリットを解説します。

断熱性能が高いおすすめの家づくりも紹介するので、暖かく快適なマイホームをゲットしたい人はぜひこの記事を参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

断熱と遮熱の基礎知識 断熱と遮熱の主な違い 断熱・遮熱のメリット 断熱性能が高い家づくり

 

断熱と遮熱の基礎知識

 

 

断熱と遮熱は、どちらも室内に対する外部からの影響を抑えて家の内部を快適に保つための技術です。

 

過ごしやすく心地よい室内を実現するには、この2つをしっかりと理解することが大切です。

ここでは、それぞれの概要を簡単に解説します。

 

断熱とは

 

断熱は、外からの熱が内部に伝わったり部屋の中の熱が外に逃げたりすることを防いで、家の内部が外の空気の影響を受けにくくする技術です。

主に、 住宅の壁や窓、床、天井 に利用されます。

 

断熱性の高い素材を使用すると、室内の温度を一定に保ち、夏は涼しく冬は暖かい暮らしを維持できます。

 

遮熱とは

 

遮熱には、外の熱が家の内部に侵入することを防ぐ役割があります。

主に窓や屋根に使用され、夏の強い日差しによる室内の温度上昇を抑えてくれるのに効果的です。

 

遮熱を上手く活用できると、暑い夏も快適に過ごせるだけでなく、冷房負担を抑えられるので省エネにもなるでしょう。

 

断熱と遮熱の主な違い

 

 

断熱と遮熱は、主に熱への対策方法の点で異なります。

 

断熱は、壁の内部を通して出入りする熱の量を小さくします。

具体的に、冬に外から侵入する冷気や内部から外に逃げようとする熱の量を抑え、部屋の中の温度を一定に保つことが役割です。

 

それに対して遮熱は、強い日差しとそれに伴う熱が家の中に入り込むことを防ぎます。

そのため、遮熱には冬の保温効果はありません。

 

以上を踏まえたうえで、断熱と遮熱の違いを詳しく見ていきましょう。

 

目的の違い 仕組みの違い 効果が高い季節の違い

 

上記3点をそれぞれ解説します。

 

目的の違い

 

断熱と遮熱の共通目的は家を快適に保つことですが、快適な住宅を目指すためのアプローチが異なります。

 

先述の通り、断熱の目的は壁の内部から流入・流出する熱を少なくすることです。

家の外と中の温度差によって家の中の暖かい空気が外に出たり、反対に外の冷たい空気が家の中に入ってきたりすることを防止します。

 

一方で、遮熱は日差しを遮ったり直接反射したりして、家の中が日差しによって暑くなることを防ぐのが目的です。

特に、夏場の暑さ軽減に効果的であり、蒸し暑さを解消できるでしょう。

 

仕組みの違い

 

断熱は、壁や窓など、建物が外部と接触する部分に使用され、熱の伝達を遅らせる仕組みです。

外部からの熱が内部に伝わりにくくなるだけでなく、室内の熱が外部に逃げにくくなります。

 

遮熱は建物の屋根や外壁、窓ガラスなど日差しを受ける部分に使用され、赤外線などを含む太陽光を反射して熱の侵入を防ぐ技術です。

 

太陽光に伴う熱の侵入を妨げて、部屋の中が暑くなることを防ぎます。

 

効果が高い季節の違い

 

断熱は1年中その効果を実感でき、特に冬に得られる効果が大きいといえます。

 

冬は、外から冷たい空気が中に入り込むことに加えて、部屋の暖かい空気が外に逃げることも防ぐ必要があります。

高い断熱性を持った素材を使えば、壁を通して出入りする熱の量を抑えられ、快適な室温を維持できるでしょう。

 

一方で、遮熱の効果は主に夏場に得られます。

夏は日差しが強く、日差しとあわせて部屋に入ってくる熱の量も大きくなります。

日差しは夏の暑さの主な原因の1つであるため、遮熱によって熱の侵入を防止できると暑さ軽減に大きくつながるでしょう。

 

断熱のメリット

 

 

ここでは、断熱のメリットを解説します。

 

室内が夏は涼しく冬は暖かい 電気代が抑えられる 部屋同士の温度差が小さい 結露しにくい

 

上記4つのメリットを順番に見ていきましょう。

 

室内が夏は涼しく冬は暖かい

 

断熱材は室内と外気の間に流れる熱の量を抑える役割を果たすため、夏場は外部からの熱が室内に入りにくく、冬場は室内の暖かい空気が外に逃げにくくなります。

そのため、夏は涼しくて冬は暖かい快適な室内環境を維持できる点が特徴です。

 

1年中快適な居住空間をキープしたい人は、住宅の断熱性を高めることが大切です。

 

電気代が抑えられる

 

断熱性能が高い家では、年間を通して快適な室温を維持できるため、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減できます。

夏には冷房効率が上がり、冬は暖房の熱が逃げにくくなるので、エネルギーの消費量を抑えられるでしょう。

 

断熱性の高い家は、長期的に電気代やガス代などの光熱費節約につながり、経済的に大きなメリットを得られます。

 

部屋同士の温度差が小さい

 

断熱性が高い家では家の中に熱が均一に広がり、家全体で快適な温度を維持しやすくなります。

そのため、部屋と部屋の間の温度差が小さくなる点がメリットの1つです。

 

特に、冬場に部屋の間を移動する際も寒さを感じることが少なくなるでしょう。

 

結露しにくい

 

結露は、室内の湿った空気が壁や窓など外部と接触する冷たい部分に触れて、水滴が生じる現象です。

家全体がしっかり断熱されていると、窓ガラスや壁の表面温度が下がりにくくなり、結露が発生しにくくなります。

 

結露はカビやダニが発生する原因でもあるため、結露防止は室内を清潔に保つためにも重要です。

 

遮熱のメリット

 

 

ここからは、遮熱のメリットを確認しましょう。

 

室内の温度上昇を防げる 日光による建物・家具の劣化を防げる 塗料の場合はメンテナンスしやすい

 

上記3つのメリットについて、それぞれ解説します。

 

室内の温度上昇を防げる

 

遮熱は、太陽の強い光や熱を反射したり吸収したりして、室内の温度の上昇を抑えます。

 

特に夏場は、直射日光による室温上昇が顕著になりますが、遮熱塗料や遮熱シート、遮熱カーテンなどを活用すると室温上昇の防止につながります。

 

太陽の熱が直接家の中に入ることを防ぐため、エアコンなどの冷房機器の使用頻度を減らしながら涼しい室内環境を維持できるでしょう​。

 

日光による建物・家具の劣化を防げる

 

太陽光の中で特に有害な紫外線は、色あせや材料の老化を早めて家の外壁や床、家具などにダメージを与えます。

 

遮熱技術は紫外線をカットするため、これらのダメージを防止して家や家具の劣化を防止してくれます。

遮光を上手く活用すると、長期的に家や家具のメンテナンス・修繕費用の削減につながるでしょう​​​​。

 

塗料の場合はメンテナンスしやすい

 

遮熱塗料は、建物の屋根や外壁に塗って遮熱効果を得る手段です。

塗り替えが比較的簡単であり、特別な工事などを実施しなくてもメンテナンスができます。

 

メンテナンスにかかるコストを抑えられるほか、見た目を変えずに家の本来の姿を保ったまま遮熱ができる点が特徴です。

 

断熱と遮熱はどっちがおすすめ?

 

 

断熱と遮熱は、一概にどちらが良いなどはありません。

それぞれアプローチ方法が異なるため、上手に使い分けて活用することが大切です。

 

場所によって使い分ける 夏暑い地域では遮熱も導入する

 

ここでは、断熱と遮熱を選ぶ際に重要な上記2つのポイントを解説します。

 

場所によって使い分ける

 

断熱と遮熱は、家のどこに採り入れるかによって選択することが大切です。

 

例えば、冷たい空気が侵入しやすい北側の壁には断熱材を入れると良いでしょう。

一方で、強い日差しが入る南側の窓には遮熱材を入れることがおすすめです。

 

また、窓やドアなどの透明な箇所がある部分では、断熱材と遮熱材を組み合わせると、より効果を得られます。

採り入れる場所によって、断熱と遮熱を使い分けましょう。

 

夏暑い地域では遮熱も導入する

 

夏が非常に暑い地域や強い日差しを受けやすい地域では、断熱に加えて遮熱を導入することがおすすめです。

塗料やシート、カーテンなどを活用して太陽光を反射し、日差しによって家の室温が上昇することを防ぎます。

 

特に、屋根や外壁、窓ガラスなど太陽光を受けやすい部分に遮熱対策を施せば、夏場の冷房負担減少にもつながるでしょう。

 

断熱性能が高い家づくりなら建匠の『極断熱の家』

 

 

快適で住みやすい家づくりなら、断熱性能が高い建匠の『極断熱の家』がおすすめです。

 

極断熱の家は、北海道レベルの断熱性と気密性で特に冬場に暖かく過ごしやすいマイホームを実現できます。

通常の断熱材より約3.5倍厚い素材が使用されており、家の中の熱が逃げにくい点が特徴です。

 

また、建匠の外壁には透湿防水シートであるタイベックシルバー(※)が標準採用されているので、遮熱に特化しています。

そのため、高知県のような強い日射が伴う気候でも快適に暮らせるでしょう。

 

※参考: 透湿・防水・遮熱シート タイベック®シルバー│製品紹介│旭・デュポン

 

断熱性が高いため冷暖房などの光熱費節約にもつながり、長期優良住宅と比較して4,000万円程度の光熱費を節約できるといわれています。

 

以下のページで詳しく紹介しているので、気になる人はご参考ください。

 

建匠の『極断熱の家』をチェックする

 

断熱と遮熱に関するよくある質問

 

 

ここでは、断熱と遮熱に関してよくある質問に回答します。

 

断熱性能の高い窓『Low-Eペアガラス』とは? 遮熱シートと遮熱塗料の違いは? 遮熱カーテンは冬に逆効果って本当?

 

上記3つの質問をそれぞれ見ていきましょう。

 

断熱性能の高い窓『Low-Eペアガラス』とは?

 

『Low-Eペアガラス』とは、断熱性能に優れた窓ガラスの1種です。

 

"Low-E"は”低放射性”という意味です。

このガラスには、太陽光の熱を室内に取り込みながら、部屋の暖かさを外へ逃がしにくくする特殊なコーティングが施されています。

 

太陽光の中で熱を運ぶ赤外線の放出を抑えるため、夏は外部の熱が室内に入りにくく、冬は室内の暖かい空気が外に逃げにくくなります。

 

さらに断熱性能を高めたい場合は、トリプルガラスにすることがおすすめです。

ペアガラスよりも断熱性が一気に上がり、窓辺でひんやりと感じることが少なくなるでしょう。

 

遮熱シートと遮熱塗料の違いは?

 

遮熱シートと塗料は、どちらも太陽光の熱を反射して家の室温上昇を抑えることが目的ですが、使用方法・使用箇所が異なります。

 

遮熱シートは窓ガラスに貼る薄いフィルム状の遮熱材で、太陽光を直接反射して熱が室内に侵入することを防ぎます。

比較的簡単に取り付けられ、窓ガラスの形状に合わせて切って使用可能です。

特に、直射日光が窓から入るのを防ぎたい場合に効果的です。

 

一方で遮熱塗料は、屋根や外壁に塗って遮熱効果を得る塗料です。

塗料に含まれる成分が太陽光を反射して家全体の温度が上がることを防ぎます。

 

塗料には持続的な遮熱効果が期待でき、家の外観を変化させずに遮熱効果を得られます。

 

遮熱カーテンは冬に逆効果って本当?

 

遮熱カーテンは、夏場に太陽光を遮って室温上昇を防ぐ点で効果的ですが、冬場に使用するとその遮熱効果で太陽光の熱が家の中に入りにくくなるおそれがあります。

 

そのため、冬場は日中の太陽の位置が高い時間帯に遮熱カーテンを開けて太陽の光を取り入れ、夜や曇の日にはカーテンを閉じて保温効果を高める使い分けがおすすめです。

 

遮熱カーテンを家に採り入れる場合は、季節に応じて使い方を変えながら室内の温度調節を行いましょう。

 

断熱と遮熱の違いを理解して上手に使い分けよう

 

 

この記事では、断熱と遮熱の違いについて解説しました。

 

断熱と遮熱は家の中を快適に保つという目的は同じですが、アプローチ方法がそれぞれ異なります。

冬場に部屋の暖かい空気を外部へ逃したくない場合は断熱を、夏場に外ヵらの日差しによる熱を防ぎたい場合は遮熱を選びましょう。

 

また、断熱と遮熱は家の場所に応じて使い分けながら採り入れることがおすすめです。

特に窓などは、断熱材と遮熱材を組み合わせて室温維持対策につなげましょう。

 

この記事で紹介した『極断熱の家』は、高い断熱・気密性で冷暖房を使用しなくても常に快適な室内環境を保てます。

エネルギー費用の節約につながるほか、部屋同士を移動する際のヒートショックのリスクも下げられるため、家族の健康維持にも効果的です。

 

遮熱に特化したタイベックシルバーも標準採用されているので、 快適で過ごしやすい家づくりを実現したい人は、ぜひ建匠にご相談ください。

 

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2024.02.29

この記事では、住宅ローン控除(減税)の期間はいつまでなのかを解説していきます。

 

住宅ローン控除は、住宅ローンを利用して住宅の新築や取得、増改築などをしたときに、年末時点の住宅ローン残高のうち一定割合の金額を所得税から控除する制度です。

住宅購入を検討している人の中には、住宅ローン控除が終了したのか、税制改正してどうなったのか気になる人は少なくありません。

 

この記事では、住宅ローン控除の改正点を含め、期間や適用要件、申請方法などを解説します。

住宅を購入する予定のある人はぜひこの記事を最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

そもそも住宅ローン控除(減税)とは 住宅ローン控除(減税)が受けられる期間 税制改正による住宅ローン控除(減税)の変更点 住宅ローン控除(減税)の手続きを行う期限 住宅ローン控除(減税)を申請する方法 住宅ローン控除(減税)を申請する際の注意点

 

そもそも住宅ローン控除(減税)とは?

 

 

住宅ローン控除(減税)とは、住宅ローンを利用して自宅を新築・取得・増改築などをする際に、年間の所得税や住民税から一定額を差し引いてもらえる制度のことです。

原則、年末のローン残高の0.7%を所得税から最大13年間控除してもらえます。

 

住宅ローンを利用して自宅を購入している人が支払う税金を減らし、無理のない負担で住宅確保することを目的としています。

 

※参考:住宅ローン減税|国土交通省

 

住宅ローン控除(減税)が受けられる期間はいつまで?

 

 

ここでは次の2つの項目に分けて、住宅ローン控除(減税)の対象期間を解説します。

 

税制改正によって2025年まで延長 延長された理由

 

それぞれ見ていきましょう。

 

税制改正によって2025年まで延長

 

住宅ローン控除(減税)は2021年をもって終了する予定でしたが、2022年の税制改正によって、2025年末までの期間延長が決定されました。

つまり、2025年までに住宅を購入し、入居を開始すれば適用することが可能です。

 

ただし、自分自身が住むことが条件のため、親や子供が住むための住宅は適用されない点には注意が必要です。

 

延長された理由

 

住宅ローン控除が延長された理由は、次の通りです。

 

新型コロナウイルス感染症の影響による経済低迷を持ち直す カーボンニュートラルの推進

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの企業が経営状態にダメージを受け、失業率の上昇や収入減少が見られました。

その状況下で住宅ローン控除(減税)を終了させると、住宅取得者の負担が増えることで需要が減少するおそれがあります。

 

政府は住宅購入の需要を喚起して日本経済を下支えするために、住宅ローン控除を4年間延長し、消費者の住宅購入に対する意欲を高めようとしたといえます。

 

また、国は2050年までを目標に、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする"カーボンニュートラル"を推進しています。

住宅から排出される二酸化炭素の排出量は大きいため、カーボンニュートラルを実現するためには、省エネ住宅などの低炭素住宅の普及が欠かせません。

 

環境に優しい住宅の普及も目的として、住宅ローン控除は延長されています。

なお、改正の住宅ローン控除では、省エネ基準に適合した住宅を購入した場合の借入限度額が拡大されています。

 

税制改正による住宅ローン控除(減税)の変更点

 

 

ここでは、税制改正による住宅ローン控除(減税)の変更点を解説します。

 

適用される条件 控除される期間 控除率

 

順番に見ていきましょう。

 

適用される条件

 

住宅ローン控除(減税)を利用するためには、新築か中古かで異なる条件があります。

 

<新築住宅の主な条件>

自分で住む住宅である 住宅を取得してから半年以内に住み、制度の適用を受ける年末まで住み続けている 制度の適用を受ける年の合計所得金額が2,000万円以下である 床面積50㎡以上である 住宅ローンの返済期間が10年以上である

 

合計所得金額に関して改正前は3,000万円以下であったため、1,000万円下がっています。

つまり、一部の高所得者は制度適用の対象外です。

 

<中古住宅の主な条件>

中古住宅は先述した新築住宅の条件に加えて、次の条件を満たす必要があります。

 

1982年以降に建てられた住宅(新耐震基準の住宅)

 

改正前は木造で築20年以内、鉄筋コンクリート造で築25年以内であること、または一定の耐震基準を満たしていることが条件でした。

詳細は、国土交通省の資料などで確認することを推奨します。

 

※参考:報道発表資料:住宅ローン減税の制度内容が変更されます!〜令和6年度税制改正における住宅関係税制のご案内〜|国土交通省

 

控除される期間

 

改正前は基本的に控除期間が10年(消費税増税に伴う特例措置で13年)でした。

しかし、改正後は新築住宅・買取再販住宅の控除期間は13年、中古住宅で10年となりました。

 

控除率

 

年末時点での住宅ローン残高に対して1%だった控除率は0.7%に下がりました。

 

これまでは13年特例が適用されていたので、最大480万円(10年目まで400万円、11年目〜13年目まで80万円)まで受けられていました。

改正により、控除は273万円(年21万円×13年)が上限となっています。

 

住宅ローン控除(減税)の手続きを行う期限はいつまで?

 

 

ここでは、住宅ローン控除の手続きを行う期限を解説します。

 

1年目は確定申告まで 2年目以降は年末調整・確定申告まで 手続きが間に合わなかったら還付申告する

 

順番に見ていきましょう。

 

1年目は確定申告まで

 

住宅ローン控除を受ける1年目は、年末調整で控除を適用できないため、会社員でも確定申告が必要です。

毎年2月16日から3月15日までが手続き期間です。

 

必要書類は新築住宅か中古住宅かによって異なります。

一般的には、住宅ローンの年末残高証明書や売買契約書、源泉徴収票などを見ながら確定申告書と計算明細書の必要事項を記入します。

 

還付金がある場合は、1ヶ月〜1ヶ月半後に指定の口座へ振り込まれるため、確定申告書内に金融機関や支店名、口座番号を記入しましょう。

 

2年目以降は年末調整・確定申告まで

 

2年前以降の申請方法は、会社員か自営業かによって異なります。

 

会社員などの給与所得者であれば、2年目以降は年末調整で申請することが可能です。

勤務先に年末残高証明書や住宅借入金等特別控除証明書などを提出しましょう。

 

自営業の人は、2年目以降も確定申告を忘れないように注意が必要です。

 

手続きが間に合わなかったら還付申告する

 

会社員の人が1年目に確定申告を忘れても、還付申告で手続きすることが可能です。

 

還付申告とは、確定申告の義務がない人が税金を多く支払ったときに行う手続きです。

住宅ローン控除の適用を受けた年の翌年から5年間は申告できます。

 

住宅ローン控除(減税)を申請する方法

 

 

ここでは、住宅ローン控除(減税)を申請する方法を次の3つに分けて解説します。

 

申請の流れ 申請の必要書類 控除額の計算方法

 

それぞれ見ていきましょう。

 

申請の流れ

 

住宅ローン控除(減税)の申請の流れは、主に次の通りです。

 

必要書類を用意する 税務署で確定申告書に記入し、提出する 確定申告後1ヶ月〜1ヶ月半後に還付金が振り込まれる

 

住宅ローン控除(減税)の手続きは、控除期間中は毎年行う必要があります。忘れないように気をつけましょう。

 

申請の必要書類

 

住宅ローン控除(減税)の必要書類は、主に次の通りです。

 

確定申告書 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 住宅ローン残高証明書 不動産の登記簿謄本 不動産の売買契約書または工事請負契約書 本人確認書類 源泉徴収票(給与所得者のみ)

 

住宅の種類や性能によっても必要書類は異なるため、気をつけましょう。

 

※参考:マイホームを持ったとき|国税庁

 

控除額の計算方法

 

住宅ローン控除(減税)における控除額の計算方法は、次の通りです。

 

住宅ローンの年末残高×控除率(0.7%)

 

上記で計算した金額を所得税から控除します。控除しきれなかった分は、住民税から9万7,500円を上限に控除します。

 

住宅ローン控除(減税)を利用する際の注意点

 

 

住宅ローン控除(減税)を利用する際は、適用条件や申請方法のほかにも注意すべきことがあります。

ここでは、次の3つの注意点を解説します。

 

繰り上げ返済や借り換えを利用するかは慎重に検討する ふるさと納税と併用する際は手続きを行う 住宅ローン控除(減税)が適用できないケースもある

 

それぞれ見ていきましょう。

 

繰り上げ返済や借り換えを利用するかは慎重に検討する

 

繰り上げ返済や借り換えを利用するかどうかは、慎重に検討する必要があります。

 

住宅ローン控除(減税)の適用を受けるには、返済期間10年以上の住宅ローンを利用していることが条件です。

そのため、繰り上げ返済や借り換えを利用して返済期間が10年未満になると控除が受けられなくなります。

 

事前に金融機関に相談して、繰り上げ返済や借り換えをしたほうがお得になるのか計算した上で利用することをおすすめします。

 

ふるさと納税と併用する際は手続きを行う

 

ふるさと納税は自治体に寄付することで寄付金が所得税や住民税から控除されます。

住宅ローン控除も利用している人は、控除で得られるメリットが得られにくい場合があるので注意が必要です。

 

損する事態を避けるためには、ふるさと納税はワンストップ特例制度で申請するのがおすすめです。

ワンストップ特例制度では全て住民税から控除されるため、所得税は減らず、住宅ローン控除への影響を減らせます。

 

住宅ローン控除(減税)が適用できないケースもある

 

住宅ローン控除が適用できないケースもある点に、注意が必要です。

 

住宅ローン控除は、自分で居住していることが適用条件です。転勤などで居住実態がない場合は、対象から外れることがあります。

転勤などで離れる場合、まずは金融機関に相談しましょう。

 

住宅ローン控除(減税)はいつまで利用できるか事前に押さえよう

 

 

住宅ローン控除(減税)は2022年の税制改正によっていくつか変更点があるため、しっかりと把握して検討しましょう。

適用条件や申請方法などを把握するのが難しい場合は、専門家に相談するのがおすすめです。

 

建匠は高知県を中心に家づくりを行っています。また、住宅ローンに関わる資金計画の相談にも対応しています。

お客様の立場に立って最適な方法を提案するため、資金計画や家づくりでお悩みの人はぜひ一度建匠に相談してみてください。

 

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2024.01.31

 

この記事では、平屋の勾配天井について解説します。

 

近年では、屋根のデザインや天井の高さに関して自由度が高い、勾配天井を採用した平屋が注目されています。

開放感があり、通常の平屋では問題視されやすい採光や通風を改善しやすいのが勾配天井の魅力です。

 

一方で、建築費用がかかるなどのデメリットもあります。

そこでこの記事では、平屋で勾配天井を採用するメリットやデメリット、後悔しないポイントについても解説します。

 

勾配天井の採用を検討している人はぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

勾配天井とはなにか 勾配天井を平屋に採用するメリット・デメリット 勾配天井の平屋で後悔しないためのポイント 建匠が実現した勾配天井の平屋

 

そもそも勾配天井とは?

 

 

勾配天井とは、屋根の勾配に合わせて斜めにした天井のことです。

水平に設けられた天井にはない独自の魅力があり、空間に開放感も生まれます。

 

よく間違われるものに吹き抜けがありますが、勾配天井との違いは以下の通りです。

 

勾配天井

傾斜のある屋根に沿った形状の天井

吹き抜け

2つ以上の階にまたがる空間

 

どちらも天井を高くする方法であり、ワンフロアか複数のフロアにまたがるかが大きな違いです。

 

勾配天井を平屋に採用するメリット

 

 

ここでは、勾配天井を平屋に採用するメリットを4つ紹介します。

 

室内に日光が差し込んで明るくなる 天井が高く開放感がある 風通しが良い ロフトで空間を有効活用できる

 

それぞれ見ていきましょう。

 

室内に日光が差し込んで明るくなる

 

勾配天井によって生まれた高い空間に窓を設けることで、室内に自然光が差し込み、明るくなります。

 

平屋は構造上、中心に位置する部屋にはほとんど日光が入りません。

そのため、窓を設ける場所をよく検討しなければなりません。十分に検討せずに窓を設置してしまうと、道路や隣家からの視線が届きやすく、プライバシーの確保が困難になります。

 

勾配天井によって生まれた高い位置に窓を設けることで、採光を確保しながらプライバシーを守ることが可能です。

 

天井が高く開放感がある

 

勾配天井を取り入れることで天井が高くなるため、縦方向に開放感が生まれます。

一般的な水平の天井にするよりも圧迫感から解放され、快適な居住空間を実現可能です。

 

風通しが良い

 

勾配天井を持つ平屋では、屋根が斜めになっているため空気の流れがスムーズです。

 

部屋全体の空気が循環しやすくなり、快適な居住環境を作り出すことに繋がります。

夏場の暑い時期や湿度が高い日でも、風が通り抜けて快適に過ごせます。

 

また、自然の風を利用することで、エアコンなどの使用頻度を減らし、電気代の節約にも繋がります。

 

ロフトで空間を有効活用できる

 

縦方向にスペースが生まれるため、勾配天井の下にロフトを設けることで空間を最大限に活用できます。

 

ロフトは、寝室や書斎、趣味のスペースなど、さまざまな用途で利用可能です。

平屋の勾配天井の下に設置すれば、床面積を減らさずに追加の空間を確保できます。

 

スペースを有効活用できるロフトを設置できることが、勾配天井を持つ平屋の大きな魅力の1つです。

 

勾配天井を平屋に採用するデメリット

 

 

 

ここでは、勾配天井を平屋に採用するデメリットを3つ紹介します。

 

建築費用が高くなる メンテナンスコストが大きい 冷暖房効率・断熱性能で劣る

 

順番に見ていきましょう。

 

建築費用が高くなる

 

勾配天井を採用すると水平な天井よりも壁の面積が増えるため、建築費用が高くなる場合があります。

 

2階建ての住宅よりも壁面積が広いこともあります。

壁面が広くなるほど外装、内装ともに必要な材料と工数が増えるため、工期も長引きやすくなります。

 

水平な天井を採用する平屋よりも、建築費用がかかることを覚えておきましょう。

 

メンテナンスコストが大きい

 

勾配天井を採用することで縦方向にスペースが生まれる分、高い部分のメンテナンスが手間でコストもかかります。

 

水平な天井の平屋であれば不要だった足場の設置や、壁の面積に応じた材料などの手間がかかります。

業者に依頼するとメンテナンスが高額になりやすいことを覚えておきましょう。

 

また、自分で行う際も、高い位置の掃除や照明の交換などは負担になるため、高齢になったときのことも考慮することが重要です。

 

冷暖房効率・断熱性能で劣る

 

勾配天井を採用すると、冷暖房効率・断熱性能で劣るケースがあります。

 

水平な天井を採用する平屋よりも縦方向にスペースが生まれるため、部屋を暖めるにも涼しくするにも時間がかかってしまいます。

水平の天井であれば天井裏に断熱材を入れて断熱性能を高められますが、勾配天井では屋根の構造部分に断熱材を入れます。

 

そのため、構造部分に入れられる断熱材が限られ、断熱性能が低くなりやすい点がデメリットといえます。

 

勾配天井の平屋で後悔しないためのポイント

 

 

ここでは、勾配天井の平屋で後悔しないためのポイントを2つ紹介します。

 

屋根や外壁の断熱性能を高める 照明や空調の位置を工夫する

 

それぞれ見ていきましょう。

 

屋根や外壁の断熱性能を高める

 

勾配天井では断熱性能が低くなりやすいものの、工夫次第で断熱性能を高めることは可能です。

例えば、断熱・遮熱性の高い外壁や屋根、サッシ・窓ガラスを使用したり、寝室や脱衣所など部分的に勾配天井を採用しない空間を設けたりするなどの方法があります。

 

近年は断熱効果が得られる遮熱・断熱の塗料もあるため、室内の断熱性能を高めることが可能です。

 

照明や空調の位置を工夫する

 

高い位置の照明や空調などのメンテナンスに手間がかかるため、照明や空調の位置を工夫しましょう。

 

例えば、照明器具にペンダントライトを設置し、手が届く位置までコードをのばして照明を持ってくると、掃除や電球交換が楽になります。

ほかにも、昇降機能つきのシーリングファンを選んだり、伸縮性のあるホコリ取りを購入したりするなど、工夫方法はさまざまです。

 

照明やシーリングファンは床から3m以内の位置にすると良いでしょう。

 

建匠が実現した勾配天井の平屋

 

 

※出典:勾配天井で開放的に暮らせるL字型の平屋|高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

 

ここでは、建匠で勾配天井を採用した平屋の事例を紹介します。

 

勾配天井で開放的に暮らせるL字型の平屋は、勾配天井で開放感のあるリビングにしつつ、床もダウンフロアにすることで、さらに空間を広くしているのが特徴です。

L字型の平屋であれば採光や通風を確保しながらプライベート空間を作りやすく、内部の土地を駐車スペースにできるのもメリットです。

 

建匠は、豊富な施工実績から積み上げたノウハウを基に、お客様に寄り添いながら理想のマイホームづくりをサポートしています。

高知県で勾配天井の平屋を検討している人は、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

建匠の家づくりについて問い合わせる

 

勾配天井の平屋に関するよくある質問

 

 

ここでは、勾配天井の平屋に関するよくある質問を3つ紹介します。

 

勾配天井の平屋の外観はどうなっている? 勾配天井がダサいと感じてしまう原因は? 勾配天井の最も高い部分の高さはどれくらい?

 

それぞれ見ていきましょう。

 

勾配天井の平屋の外観はどうなっている?

 

勾配天井を採用した平屋の外観は、傾斜した屋根が特徴です。

屋根が傾斜することで、建物に独自のデザインが加わり、より現代的で洗練された印象があります。

 

外観デザインは建築家やデザイナーのセンスに依存する部分は大きいものの、勾配天井も独自の魅力を持っています。

 

勾配天井がダサいと感じてしまう原因は?

 

勾配天井がダサいと感じる原因は人によって異なりますが、一般的な理由として以下のものが挙げられます。

 

勾配天井全体のデザインが内装・インテリアと調和していない 天井が高すぎて落ち着かない 勾配天井の面積が小さく、圧迫感がある

 

勾配天井を採用する場合は、ダサいと感じる理由を踏まえてデザインや勾配天井の範囲を検討しましょう。

 

勾配天井の最も高い部分の高さはどれくらい?

 

勾配天井の最も高い部分の高さは、4〜5mが一般的です。

水平な天井の一般的な天井高は2.4m、建築基準法で定められた最低限の居室の天井高は2.1mです。

 

法令を遵守しながら自分の要望を満たせるデザインにしましょう。

 

開放感あふれる勾配天井の平屋なら建匠

 

 

勾配天井を採用した平屋は、開放感が生まれるだけでなく、一般的な平屋で問題となる採光や通風の悩みを改善しやすくなります。

断熱性能やメンテナンスは事前に対応策を検討しておけば、断熱性能を高められ、比較的容易にメンテナンスできます。

 

より快適に過ごせる勾配天井の平屋を建築するには、施工実績が豊富で信頼できる業者選びが欠かせません。

 

建匠は高知県にある工務店として、お客様のライフスタイルやニーズに合ったこだわりの住宅プランをご提案しています。

多彩なデザインやオプション、カスタマイズが可能なプランで、理想の暮らしを実現できます。

 

高知県でマイホームの購入を検討している人は、ぜひ一度建匠にご相談ください。

 

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2024.01.31

この記事では、新築の引渡し時にお礼が必要かどうかを解説します。

 

引渡しの時期が近づいてくると、お世話になった営業担当者や現場などへのお礼を考える人もいます。

その際、渡す品や相場、渡すタイミングなど疑問点は多くあります。

 

この記事では、新築の引渡し時におけるお礼について、手紙の例や渡し方なども解説します。

引渡しを目の前に控えている人はぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

新築引渡し時のお礼は必要なのか 新築引渡し時のお礼の相場は2,000〜5,000円 新築引渡し時のお礼の品一覧 新築引渡し時に渡す手紙の一例・渡し方

 

新築引渡し時のお礼は必要なのか

 

 

新築の引渡し時にお礼が必要かどうかは人それぞれ異なりますが、基本的には渡さなくても問題ありません。

 

実際に、ハウスメーカーにお礼の品を渡す人の割合は、全体の約30〜40%です。

ハウスメーカーによっては、以下のような細かな規定を設けているケースもあります。

 

顧客からお礼の品を受け取るのは禁止 会社宛てはOKだが個人宛てのお礼は禁止 金銭は禁止だが菓子折りや日用品ならOK

 

引渡し時のお礼は、ハウスメーカーや関係者に感謝の気持ちを表す良い機会です。

しかし、ルールが設けられている場合もあるため、事前に確認したうえでお礼の内容を検討しましょう。

 

新築引渡し時に渡すお礼の相場は約2,000〜5,000円

 

 

 

新築の引渡し時にお礼の品を渡すのであれば、相場は約2,000〜5,000円程度です。

 

あまりにも高額なお礼をすると、かえって相手に負担をかけてしまう場合もあります。

"ほんの気持ち"の金額で選ぶお礼品のほうが、受け取ってもらいやすいといえます。

 

新築引渡し時におすすめのお礼一覧

 

 

 

ここでは、新築の引渡し時におすすめのお礼一覧を紹介します。

 

お酒 お菓子 手紙 その他のおすすめの品

 

それぞれ見ていきましょう。

 

お酒

 

営業担当者や現場監督には男性が多いため、お酒が好きという情報が得られれば喜ばれるでしょう。

具体的には、以下の種類が候補に挙げられます。

 

日本酒 ビール ワイン

 

ただし、お酒を選ぶ際は高額にならないよう注意しましょう。

また、日本酒やワイン、ビールなど好みの種類を確認しておくことが大切です。

 

お菓子

 

手軽に持ち運びができるお菓子も、ハウスメーカーの営業担当者や現場監督へのお礼におすすめです。

具体的には、以下の品が候補に挙げられます。

 

クッキー ラスク バームクーヘン マドレーヌ

 

また、複数のお菓子が1つの箱に入っているアソート商品も良いといえます。

 

事前に相手が甘いものを好むか聞いておくのも有効です。

甘いものが苦手であれば、せんべいや豆菓子系を選ぶことをおすすめします。

 

手紙

 

手紙は営業担当者や現場担当者など、相手に対する感謝の気持ちをより深く伝える手段です。

品物を渡さない場合や、普段忙しくゆっくりと話す機会がない場合に適しています。

 

入居後もメンテナンスなどで長期的に付き合っていくことが想定されるので、一定期間住んだあとに感謝の気持ちを綴るのも1つの方法です。

 

その他のおすすめの品

 

以下の品をお礼に渡すのもおすすめです。

 

ネクタイ カタログギフト 商品券 おつまみセット ボールペンなどの文房具

 

営業担当者がスーツを着ている場合、ネクタイは毎日使うものとして喜ばれるでしょう。

相手の負担にならないように無難なデザイン、かつブランド品や高額なものは避けることが重要です。

 

具体的に何を渡すか決められない場合は、カタログギフトを贈って、相手に好きなものを選んでもらうのも良いといえます。

 

新築引渡し時に渡す手紙の一例

 

 

以下は、新築の引渡し時に渡す手紙の一例です。親しみやすい例文と格式のある例文の2種類を用意しています。

 

<親しみやすい例文>

 

〇〇様

 

この度は、私たち家族の家づくりに色々とアドバイスをしていただき、ありがとうございました。

 

初めての家づくりで右も左もわからず不安でしたが、親身に対応してくださったみなさまのお陰で、あっという間に不安は吹き飛びました。

 

これから、この家で家族みんなが楽しく過ごしていけると思います。

これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。

 

〇〇様のさらなるご活躍をお祈りしております。

〇〇(施主名のフルネーム)

 

<格式のある例文>

拝啓 早春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。(季節に合わせた挨拶)

 

この度は、新築の引渡しにおいて大変お世話になりました。

おかげさまで理想の住まいが手に入り、大変嬉しく思っております。

 

ハウスメーカーのみなさま、関係者の方々、そして工事に携わったすべての方々に感謝の気持ちをお伝えしたく、この手紙を書かせていただきました。

みなさまのお力添えなしでは、この素晴らしい住まいは実現しなかったことと心から感じております。

 

お忙しい中、私たちの要望を丁寧に聞いてくださり、細部にわたり誠実に対応していただいたことに感謝しております。

これからもこの住まいで素敵な日々を過ごしていきたいと思います。

 

今後とも、末永いお付き合いをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

〇〇(施主名のフルネーム)

 

上記の例文を参考にしながら、渡す相手との関係性を考慮して手紙を書きましょう。

 

新築引渡し時のお礼の渡し方

 

 

ここでは、新築の引渡し時におけるお礼の渡し方を解説します。

 

渡す相手 必要な準備 渡すタイミング 適切な手順

 

順番に見ていきましょう。

 

渡す相手

 

ハウスメーカーの営業担当者に渡すケースがほとんどです。

 

また、営業担当者と現場監督の双方に渡しても問題ありません。

双方に渡す場合は、同じものを用意して差を出さないことがポイントです。

 

必要な準備

 

お礼の品物には、水引が紅白の蝶結びになっている熨斗(のし)をかけます。

上段の表書きは「御礼」や「心ばかり」とし、下段には贈り主である施主の苗字を入れます。

 

熨斗紙は購入店で用意してもらえるほか、プリンターがあれば自分で作ることも可能です。

 

また、お礼を渡すときはあまりに派手な服装や、Tシャツにハーフパンツ、サンダル履きなど過度にラフな服装は避けたほうが良いでしょう。

 

渡すタイミング

 

お礼の品を渡すベストタイミングは、お互いの顔合わせ時です。

 

ただし、引渡し時は完成した家の説明を受けたり、設備チェックをしたりする必要があるため、先にお礼の品を渡してしまうと相手が置き場所に困ってしまうケースも考えられます。

したがって、すべての確認作業が完了したあとに渡したほうが親切だといえます。

 

適切な手順

 

新築の引渡し時にお礼をする場合は、以下の順で行いましょう。

 

相手の都合を確認する お礼品を用意する 引渡し時の作業後に渡す

 

お礼品を渡す場合、品物を渡しても問題ないのか、会社宛のほうが良いのかなど、相手の都合を聞いておく必要があります。

その後、相手の好みや関係性に合わせた品物を選び、水引が紅白の蝶結びになっている熨斗(のし)をかけるなど適切な準備をします。

 

最後に、内装確認や設備チェックなどすべての作業が完了したらお礼品を渡しましょう。

 

新築引渡し時のお礼に関するよくある質問

 

 

ここでは、新築引渡し時のお礼に関するよくある質問を紹介します。

 

新築引渡し時のお礼でやってはいけないことは? 新築引渡しの後も担当者との関係は続く?

 

順番に見ていきましょう。

 

新築引渡し時のお礼でやってはいけないことは?

 

新築の引渡し時のお礼でやってはいけないことは、以下の通りです。

 

高額なお礼品を押し付ける 敬遠されやすいお礼品を避ける 不適切な言動をしない

 

お礼品の金額は約2,000〜5,000円の範囲内で選び、相手への負担を考慮しましょう。

 

青果や鮮魚、ケーキなどの生ものは日持ちしないほか、最悪の場合体調を崩してしまうおそれもあります。

食べ物を贈る場合は、扱いやすいものを選ぶことをおすすめします。

 

また、失礼な言動や冗談は慎みましょう。今後もメンテナンスなどで長い付き合いになる可能性もあります。

不適切な言動をとると将来にも悪影響を及ぼします。

 

新築引渡しの後も担当者との関係は続く?

 

新築の引渡し後も営業担当者と関係が続くかどうかは、その会社の方針や営業担当者によって異なります。

 

基本的に、ハウスメーカーで家を完成させた後はアフターサービス部門に引き継がれます。

家に不具合が見つかった場合は、専用の相談窓口に連絡するのが一般的です。

 

また、営業担当者が退職をしたり異動になったりするケースも考えられるため、自然と関係が薄くなります。

営業担当者が相談相手ではなくなったあと、どのような関係が続くかはケースバイケースです。

 

新築引渡し時のお礼を渡すとさらに感謝の気持ちが伝わる

 

新築の引渡し時にお礼を渡さなくても問題ありませんが、感謝の気持ちを込めてお礼をするのはすてきな行動です。

 

ただし、ハウスメーカーによってお礼品の受け取りにルールを設けている場合があるため、事前に確認する必要があります。

仮に受け取ってもらえない場合は、手紙やメールで感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。

 

高知県で注文住宅を提供する建匠では、家づくりに関する相談を承っています。

該当の地域でマイホームの購入を検討している人は、ぜひ一度建匠にご相談ください。

 

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2024.01.26

 

この記事では、離婚時に住宅ローン残債があるとどうなるのかを解説します。

 

結婚してマイホームを購入するときは住宅ローンを組むことが一般的です。

しかし、離婚すればどちらが返済義務を負うのか、不動産の名義はどうするのかなど、慎重に話し合わなければならない項目が複数あります。

 

この記事では、離婚時に住宅ローン残債があるとどうなるのか、返済方法やリスクについて解説します。

離婚時の住宅ローン残債で悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

離婚時に住宅ローン残債がある場合に確認する4つのこと 【事例別】離婚時の住宅ローン残債を返済する方法 住宅ローン残債がある状態で離婚するリスク 住宅ローン残債がある状態で離婚する場合の注意点

 

離婚時の住宅ローンに関して確認すること

 

 

離婚時に問題になるのが夫婦で購入したマイホームに関する対応方法です。

ここでは、離婚時の住宅ローンに関して、確認すべきことを4つ紹介します。

 

不動産の名義や価値 住宅ローン残債 契約内容 夫婦間で残債を支払う割合

 

それぞれ見ていきましょう。

 

不動産の名義や価値

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合に確認する内容の1つ目は、不動産の名義や価値です。

 

不動産の名義を調べることで住宅ローンの返済義務が誰にあるのかがわかり、価値を知ることで売却するかが判断できます。

不動産の名義は、住宅ローンの融資を受けたときの書類や登記簿謄本などで確認可能です。

 

登記簿謄本が見つからない場合は、法務局から取得しましょう。

 

住宅ローン残債

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合に確認する内容の2つ目は、住宅ローン残債です。

住宅ローン残債が不動産の価値よりも低い"アンダーローン"の場合は問題なく売却できます。

 

一方で、残債が価値よりも高い"オーバーローン"の場合は、売却後もローンが残るため自己資金でカバーしなければなりません。

住宅ローン残債は"返済予定表"や"残高証明書"などで把握できるほか、借入先の金融機関に直接問い合わせるのも有効です。

 

契約内容

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合に確認する内容の3つ目は、契約内容です。

 

"金銭消費貸借契約書"で、債務者と連帯保証人が誰になっているか契約内容を確認しましょう。

住宅ローン契約の主なパターンは、以下の4つです。

 

契約パターン

概要

単独債務型

夫か妻のどちらかが返済義務を負う

連帯債務型

主債務者と連帯債務者は1本の住宅ローンを契約する 両者で返済していく義務を負う

連帯保証型

主債務者が返済義務を負う 主債務者が返済を怠った場合、連帯保証人が代わりに返済義務を負う

ペアローン

夫と妻がそれぞれ1本の住宅ローンを契約する それぞれが相手の連帯保証人となる

 

上記のどれに当てはまるのか、契約内容をしっかりと確認しましょう。

 

夫婦間で残債を支払う割合

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合に確認する内容の4つ目は、夫婦間で残債を支払う割合です。

 

基本的に残債の返済義務は名義人にあります。

しかし、結婚生活のために負担した債務であれば、名義に関係なく夫婦共に返済すべきだとする考え方もあります。

 

子供がいる場合は、養育費を住宅ローンと相殺したり慰謝料の代わりに不動産を渡したりして、返済方法や負担割合を決める方法もあります。

 

【事例別】離婚時の住宅ローン残債を返済する方法

 

 

離婚時の住宅ローン残債を返済する際、以下の3つのケースが考えられます。

 

家を売却して住まなくなる場合 債務者である夫が住み続ける場合 債務者ではない妻が住み続ける場合

 

どのケースを選択するかで支払いの対応が異なるため、参考にしてください。

 

家を売却して住まなくなる場合

 

家を売却して住まなくなる場合、アンダーローンであれば住宅ローン残債を完済できます。

完済後も売却で得た資金が残っていれば、仲介手数料などの必要な諸費用を差し引いた後に夫婦で折半するのが一般的です。

 

オーバーローンの場合は住宅ローン残債を完済できないため、不足分を自己資金などでカバーしない限りは売却できません。

オーバーローンの注意点は、連帯保証型の契約パターンです。

 

連帯保証型かつオーバーローンの場合、万が一主債務者が滞納すれば連帯保証人が返済を肩代わりする必要があります。

 

債務者である夫が住み続ける場合

 

債務者である夫が住み続ける場合、特に面倒な手続きはありません。

 

ただし、妻が連帯保証人になっている場合は、夫が滞納したときに返済負担が生じてしまいます。

新しい保証人を立てようとしても、変更を認めてくれるかどうかは金融機関次第であり、簡単にはいかないのが一般的です。

 

ペアローンの場合は融資条件に"自分が住むこと"が含まれているケースが多くあります。

その場合、離婚して片方が住まなくなると条件を満たさなくなります。

 

金利の高いローンへの変更か、一括返済を求められるおそれもあります。

 

債務者ではない妻が住み続ける場合

 

債務者ではない妻が住み続ける場合、住宅ローン残債があればさまざまなリスクを背負うことになります。

 

よくある事例に、養育費や慰謝料の代わりに夫が住宅ローンを支払うケースがあります。

万が一、夫が滞納すれば家を退去させられることもあります。

 

また、夫が勝手に家を売却するリスクもあります。

妻に安定した収入がある場合は、名義人を変更できるケースもあるので、金融機関に相談してみましょう。

 

住宅ローン残債がある状態で離婚するリスク

 

 

ここでは、住宅ローン残債がある状態で離婚するリスクを3つ紹介します。

 

ローン残債が支払われない 知らないうちに家が売却される 期限内に退去されない

 

それぞれ見ていきましょう。

 

ローン残債が支払われない

 

住宅ローン残債がある状態で離婚するリスクの1つ目は、ローン残債が支払われないことです。

離婚後名義人である夫が出ていき、妻と子供が家で暮らす場合を例に考えます。

 

夫の再婚によって返済が滞ったり、病気や転職などで収入が減少して滞納したりするリスクもゼロではありません。

名義人が残債を支払わない場合、融資している側の債権者は、貸したお金の回収のために強制的に競売にかけてしまいます。

 

非名義人である妻が連帯保証人になっている場合は、滞納によって残債すべてを返済するよう求められることも少なくありません。

 

知らないうちに家が売却される

 

住宅ローン残債がある状態で離婚するリスクの2つ目は、知らないうちに家が売却されることです。

 

家を売却できるのは名義人であるため、仮に非名義人の妻や子供が暮らし続けた場合、勝手に売却される場合があります。

妻と子供が暮らしているからといって、売却を取り消すことは困難です。

 

期限内に退去されない

 

住宅ローン残債がある状態で離婚するリスクの3つ目は、期限内に退去されないことです。

妻の再就職までや、子供が卒業するまでなど、一定期間を設けて離婚後も非名義人が家に住み続けることがあります。

 

約束した期間を超えて退去されない場合、そのまま住み続けてしまうケースがあります。

一定期間を設ける際は『離婚協議書』を作成し、家を使用する権限や期限などを細かく明記することが大切です。

 

住宅ローン残債がある状態で離婚する場合の注意点

 

 

ここでは、住宅ローン残債がある状態で離婚する場合の注意点を3つ紹介します。

 

公正証書を作成する 売却するには共有名義人の承諾が必要 残債支払いの分け方は養育費などを考慮する

 

順番に見ていきましょう。

 

公正証書を作成する

 

住宅ローンの非名義人が家に住み続ける場合は、リスクを避けるため公正証書を作成しましょう。

公正証書に記載した内容には遵守する義務が課され、不履行の場合は強制執行の対象となります。

 

住宅ローン残債の支払い義務や財産分与、養育費、親権などに関する取り決めなどを記載し、離婚後のトラブルを回避しましょう。

 

売却するには共有名義人の承諾が必要

 

共有名義である不動産を売却する場合、共有名義人の承諾が必要です。

 

夫と妻のどちらか一方が勝手に売却を進められないため、離婚時には共有名義を解消しておきましょう。

住宅ローンの借り換えや、一括返済などで共有名義を解消できます。

 

残債支払いの分け方は養育費などを考慮する

 

家の名義人が住宅ローン残債と養育費の2つの支払いを抱える場合、支払いの分け方を考慮する必要があります。

なぜなら、住宅ローン残債と養育費の支払い負担の重さから、支払いが困難になるケースがあるからです。

 

非名義人が家に住み続ける場合は滞納があるとトラブルになるため、夫婦でよく話し合う必要があります。

例えば、養育費の相場が月12万円でローン返済額が毎月5万円ある場合は、12万円から5万円を差し引いて、7万円を養育費とするのも1つの方法です。

 

 

 

ここでは、住宅ローン以外の2つの費用について解説します。

 

住宅ローン以外の債務 固定資産税・都市計画税

 

それぞれ見ていきましょう。

 

住宅ローン以外の債務

 

離婚時に住宅ローン以外の債務がある場合は、夫婦が共同で作った借金だと認識されます。

そのため、基本的には財産分与の対象となります。

 

プラスの資産から債務を差し引いた残額を、夫婦で2分の1ずつに分け合うのが一般的です。

 

固定資産税・都市計画税

 

固定資産税・都市計画税は、毎年1月1日時点の不動産の名義人が納付するのが一般的です。

ただし、話し合いによって合意できれば、住み続ける非名義人が負担することも可能です。

 

離婚と住宅ローンに関するよくある質問

 

 

ここでは、離婚と住宅ローンに関するよくある質問を3つ紹介します。

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合はどこに相談したらいい? 離婚時の住宅ローン残債は慰謝料に影響する? 離婚時の住宅ローン残債は養育費で相殺できる?

 

それぞれ回答していきます。

 

離婚時に住宅ローン残債がある場合はどこに相談したらいい?

 

離婚を機に家を売却する場合は、住宅ローン残債も含めて不動産会社に相談することをおすすめします。

離婚後のトラブルを避けるために、弁護士や離婚カウンセラーに相談するのも有効です。

 

離婚時の住宅ローン残債は慰謝料に影響する?

 

住宅ローンと慰謝料は性質が異なるため、影響を与えることはありません。

 

慰謝料は不貞行為や暴力行為など、責められるべき理由があって相手に支払う賠償金です。

住宅ローン残債があるからといって慰謝料を減らすことは、相手が納得しない限りありません。

 

離婚時の住宅ローン残債は養育費で相殺できる?

 

離婚時の住宅ローン残債は養育費で相殺できます。

非名義人の妻と子供が家に住み続ける場合、養育費の代わりに住宅ローンを支払うことを夫婦が納得していれば問題ありません。

 

離婚時の住宅ローン残債は確認すべき内容を押さえておこう

 

 

離婚時の住宅ローン残債は、不動産の名義や価値、契約形態などによって、注意しなければならない項目があります。

特に、連帯保証人になっている非名義人が家に住み続ける際はリスクが大きいため、公正証書を作成するなどして対策が必要です。

 

住宅ローンが残っている状態で売却する場合、プロに相談するのがおすすめです。

 

建匠では高知県を中心に家づくりだけでなく、住宅ローンなど資金計画の相談にも対応しています。

お客様に寄り添いながら最適な方法を提案しますので、ぜひ建匠にご相談ください。

 

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2024.01.17

 

この記事では、高気密・高断熱住宅なのに寒いと感じる原因を解説します。

 

高気密・高断熱のはずなのに、実際に住むと「冬場に寒さを感じた」という人も少なくありません。

気密性能や断熱性能には、建築基準法などの規定があるわけではなく、住宅メーカーによって判断基準が異なるため、住む前に実生活を想定することは困難です。

 

この記事では、高気密・高断熱住宅で寒く感じる原因や住宅の気密性・断熱性を調べる方法、寒さ対策を詳しく解説します。

 

これからマイホームを建てようと検討している人や現在寒さで悩んでいる人は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

 

【この記事でわかること】

高気密・高断熱住宅で寒いと感じる原因 住宅の気密性・断熱性を把握する方法 高気密・高断熱住宅で冬に寒さを感じた時の対策法

 

【あわせて読みたい】

高気密・高断熱住宅のメリット・デメリットは?後悔しないためのポイントも

 

高気密・高断熱住宅で寒いと感じる原因

 

 

ここでは、高気密・高断熱住宅で寒いと感じる4つの原因を解説します。

 

根本的に気密性・断熱性が低い 暖房や採暖が不十分 気密性・断熱性を考慮していない間取り 換気扇が寒さに影響している

 

それぞれ見ていきましょう。

 

根本的に気密性・断熱性が低い

 

マイホームで冬に寒さを感じる最も大きな原因は、根本的な断熱性能・気密性能の不足です。

断熱性能を高めるためには、外壁内だけでなく屋根・床下にも断熱材を施工し、窓とサッシも断熱効果の高い建材を使用する必要があります。

 

また、断熱性能を高めたとしても、気密性が低ければ室内の暖められた空気が外部に排出され、外の冷たい空気が室内に流入しやすくなります。

基本的な気密性・断熱性の不足が、冬場に寒さを感じる1番の原因です。

 

暖房や採暖が不十分である

 

気密性・断熱性が高ければ高いほど、暖房や採暖が十分でなければ、暖める前の室温が保たれて寒さを感じます。

 

窓から太陽熱を取り込む採暖、エアコンやストーブで暖める暖房などを使用して、室温を快適と感じる温度まで十分に暖めましょう。

高気密・高断熱住宅であれば、一度部屋の内部が暖まるとエアコンのスイッチをオフにしても長時間快適に過ごせます。

 

気密性・断熱性を考慮していない間取りである

 

空気の流れが滞りがちな複雑な間取りである場合や、吹き抜けなどを多用した大空間設計の場合、隙間ができるおそれがあります。

 

デザインを優先して複雑に雁行した屋根や下屋にした場合、断熱材を施工できない箇所が生じる場合があり、気密性・断熱性の点では不利になるでしょう。

設計段階では、気密性・断熱性を考慮して設計士と打ち合わせを実施しましょう。

 

換気扇が寒さに影響している

 

住宅メーカーの多くでは、吸気は自然吸気、排気を換気扇で行う第3種換気システムを採用するケースが多く見受けられます。

 

吸気が自然吸気の場合、外の冷たい空気がそのまま室内に流入され、室温が低下します。

可能な限り、吸気も換気扇で行う第1種換気システムを採用しましょう。

 

また、室内の暖かい熱だけを回収して外気を吸気してくれる、熱交換機能付きの換気システムを選ぶことがおすすめです。

 

住宅の気密性・断熱性を把握する方法

 

 

ここでは、住宅の気密性・断熱性の把握方法を解説します。

 

C値 Q値・UA値

 

上記2点のポイントを押さえておきましょう。

 

C値

 

C値とは、住宅全体にどれくらい隙間があるかを示した数値です。C値の値が低いほど、気密性が高くなります。

C値の計算式は、以下の通りです。

 

隙間の面積÷住宅の延床面積

 

以前の省エネ法では、北海道・東北で2.0、それ以外の地域で5.0がC値の標準とされ、それ以下であれば高気密住宅とされていました。

 

Q値・UA値

 

Q値は熱損失計数とも呼ばれ、住宅内の熱がどれだけ外部に放出されるかを示した数値です。

 

外気との温度差が1℃の時に放出される熱量を、数値で表しています。

数値が小さいほど断熱性能が高くなります。

 

UA値は外皮平均熱貫流率とも呼ばれ、外部への熱の逃げやすさを示した数値です。

 

外皮とは、外壁・屋根・床の合計面積で、それぞれから放出される熱量の平均がUA値です。

こちらも数値が低いほど断熱性が高くなります。

 

2013年に改正された『平成25年基準』からは、Q値に代わってUA値が次世代省エネ基準の中心的指標になりました。

 

【場所別】高気密・高断熱住宅で冬に寒い時の対策

 

 

ここでは、高気密・高断熱住宅で冬に寒い時の対策を解説します。

 

玄関 お風呂・脱衣所 トイレ

 

上記3箇所ごとに、対策法を押さえておきましょう。

 

玄関

 

玄関の対策として、ドアを高気密・高断熱性にする方法がおすすめです。

玄関は窓と並ぶ大きな開口部で、冬場には開閉のたびに外の冷たい空気が入ってきます。

 

また、現在よく使用される玄関ドアにはアルミ材を使用したものが多く、冷やされやすいアルミによって玄関内の気温が下がるおそれがあります。

 

玄関ドアの気密性は、キッチンの換気扇を回した状態で玄関ドアの四隅に手をかざせば簡単にチェックできます。

隙間があると、手に冷たい空気の流れを感じます。

 

お風呂・脱衣所

 

お風呂や脱衣所の寒さを根本から解消したい場合は、隙間を発泡ウレタンや気密テープ、コーキング材などで徹底的に塞いでください。

 

お風呂・脱衣所が寒くなる原因の1つとして、給排水などの配管のために壁や断熱材を貫通させた時にできた隙間によることも考えられます。

このような隙間ができてしまうと、浴室や脱衣所を暖めても、使用していない時に冷たい空気が入り込んでしまいます。

 

また、浴室に窓がある場合、単板ガラスの窓の場合はそこからかなりの熱量が逃げてしまいます。

断熱性能を上げるなら、トリプルガラス(※)の窓を採用するとよいでしょう。

 

※トリプルガラスとは:3枚のガラスと2層の空気層で構成された複層ガラスを指す

 

トイレ

 

トイレの寒さ対策として、計画段階で第1種換気システムを選択し、熱交換機能付きの換気システムを採用することがおすすめです。

 

トイレは、部屋の中でも空気の循環が少ない場所の1つです。

空気が循環しにくいため、冬場に自然吸気で取り込まれた冷たい空気は、高気密・高断熱であり冷たいまま滞留してしまいます。

 

高気密・高断熱住宅なら建匠の『極断熱の家』がおすすめ

 

 

高知県や兵庫県、またその近県にお住まいの人で高気密・高機能住宅を検討している場合は、建匠の『極断熱の家』をおすすめします。

『極断熱の家』は、ローコストクラスの住宅でUA値=0.46を標準として採用しており、国の高断熱基準0.87を大幅に上回っています。

 

建匠でご提案している『極断熱の家』のUA値を、以下の表にまとめました。

 

 

断熱UA値

備考

0.14〜

世界トップレベル 長期優良住宅の6倍の断熱性能

0.26〜

超高断熱性能 北海道基準を大きく上回る

0.36~

北海道基準を上回る

0.46〜

標準仕様 高知県ならこのレベルで安心

0.87〜

長期優良住宅として認定される断熱レベル

 

※参考: 極断熱の家丨 建匠

 

極断熱の家であれば、夏冬ともに空調効率が高くなるため、光熱費を格段に低く抑えられます。

ご興味のある方は、ぜひお近くのモデルルームに足を運んでご自身で体験してみてください。

 

建匠のモデルルームを見学する

 

高気密・高断熱住宅は大手ハウスメーカーでは無理なのか?

 

 

高気密・高断熱に関して、「高気密・高断熱住宅は大手ハウスメーカーでは無理なのか?」といった質問をよく耳にします。

大手ハウスメーカーでも高気密・高断熱住宅を建てられる場合はあるので、一概に不可能とはいえません。

 

一般的に、大手ハウスメーカーはデザインを優先する傾向やメーカー独自に施工手順を組んでいる傾向があるため、同じ部位に隙間や断熱の切れ間が生じやすい特徴があります。

どうしても利用したい大手ハウスメーカーがあれば、その点を考慮して設計段階から気密性・断熱性に関して打合せながら計画を進めてください。

 

高気密・高断熱住宅で寒いと感じたら対策して家の気密性・断熱性を調べよう

 

 

気密性や断熱性は専門性があり、一般的にわかりにくい部分が多く軽視しがちなポイントです。

しかし、この記事でお伝えしたように、気密性や断熱性は快適な生活を送るために大切なポイントであり、電気代などのランニングコストにも大きく影響します。

 

十分な高気密・高断熱住宅を実現できれば、健康的な暮らしに加えて経済的な恩恵を十分に受けられる可能性があります。

 

これから新築を検討する人は気密性・断熱性について工務店と十分に打合せながら計画を進めてください。

建匠では、実際に高気密・高断熱住宅の効果をモデルハウスで体験できるため、気になる人はぜひ一度お近くのモデルハウスに足を運んでみてください。

 

お問い合わせ・資料請求|高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

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